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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十二話 猛攻!毒蛇部隊
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                  第八十二話 猛攻!毒蛇部隊
ロンド=ベルが東北部でバルマー軍と戦っていた頃モンゴルの大平原に異様な一団がいた。
「いい眺めだねえ」
ミンは何処までも続く大平原を見て満足そうに言った。
「緑ばかりで。他には何もないよ」
「わし等の戦場にはこうした場所も相応しいな」
その後ろからグン=ジェムが声をかけてきた。
「そうは思わないか」
「特に相手が相手だからな」
グン=ジェムの横にいるガナンが釘を舐めながら言った。
「ロ、ロンド=ベル」
ゴルもいた。
「そろそろ来るそうだよ。それも新入りまで入ってね」
「それは本当か、ジン」
「こんなことで嘘を言っても何にもならないさ。七隻の戦艦でこっちに向かっているってね」
「ほう、それは楽しみだ」
それを聞いたグン=ジェムの顔がほころぶ。
「それではこちらも歓迎の用意をするか。いいな」
「おうよ、補給はもうバッチリすんでるぜ」
ガナンがそれに応えた。
「何時でも戦闘に入れるってもんだ」
「こ、今度こそロンド=ベルの奴等倒す」
「マシンはそれでいいな。では次はわし等だ」
「そういや昼飯の時間だったね」
「今日は羊を丸ごと潰したからな。派手に食うぞ」
「おっ、いいねえ」
「ひ、羊が食える」
「それじゃあまずは基地に戻るぞ。そして腹ごしらえだ」
「おう!」
彼等はジープで基地に戻った。そしてテントの中ですぐに食事に入った。
見ればテーブルの上に肉が山の様に積まれている。そこには骨付きの肉や骨のない切られた肉まである。それは様々であったが羊の肉を煮たものであることに変わりはなかった。
「じゃあ食うぞ」
「おうよ」
四人はグン=ジェムの言葉を合図に食事をはじめた。肉の他にはワインにパイ、それに果物等が置かれている。彼等はそれをまるでバキュームの様に口の中に放り込んでいた。
「で、ロンド=ベルだが」
「何かあるのかい?」
ジンがグン=ジェムの言葉に顔を向ける。
「その新入りってのはどういう連中なのだ?」
「ガオガイガーとかだね」
「あの勇者とかいう連中だな」
ガナンがそれに応える。
「そうだ。前にゾンダーとかとやり合ってた連中さ」
「確か意識を持つロボットがいたね」
「そうさ、かなり手強いってね」
ジンはミンの言葉にこう返した。
「後マクロスとファイアーボンバーだね」
「ああ、あのロックバンドか」
「大佐、知ってるのかい?」
「ロ、ロックバンド」
「知ってるも何も有名なバンドだからな。わしの耳にも入っとる」
グン=ジェムはミンにこう述べた。
「しかし何でバンドが戦場なんかに」
「戦争を止めさせたいそうだね」
ジンはこう言った。
「それでバルキリーに乗って歌ってるそうだ」
「へえ、何だか知らないけ
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