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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第七十九話 決戦!暗黒大将軍
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                    第七十九話 決戦!暗黒大将軍
京都で待つ、暗黒大将軍の言葉はそのままロンド=ベルを次の戦いへと誘うものであった。
彼らは名古屋を発ち京都に向かっていた。その途上で凱は言った。
「来て早々決戦ってわけか」
「燃えてるか?」
「ああ」
サンシローに応える。
「何かな。相手が強ければ強い程ガオガイガーは燃えるんだ」
「だったらこっちもやり易いな」
リーがそれを聞いて言う。
「戦意があるってのは。それだけで頼りになる」
「そうだな。ガオガイガーの力期待させてもらうぜ」
「おう、任せておけ」
「ただもう少し食べるのは控えて欲しいな」
「ん!?そんなに多いか?」
凱はヤマガタケの言葉に応えた。
「牛丼十杯ってのは幾ら何でも多過ぎねえか。おかげで奢った俺の財布がすっからかんだぜ」
「それはヤマガタケが悪いぞ」
ピートがぼやく彼に対して言った。
「食べ比べを挑んだんだからな。しかし牛丼が好きだとは面白いな」
「食べ易いからな」
凱はにこりと笑いながら返す。
「それに安い」
「早い、安い、美味いですね」
「おいブンタ、それは俺の台詞だ」
サンシローはそれを聞いて口を尖らせる。
「牛丼だったら二十杯はいけるな」
「ピッチャーがそんなに食っていいのか?」
シローが彼に突っ込みを入れる。
「登板しない時はな。それでもいいんだ」
「そうか。しかしロンド=ベルは牛丼好きなのが多いな」
「シローさんも好きでしたよね」
「ああ」
ブンタの言葉に応える。
「そこは凱と同じだな」
「声も似ているしな」
「まあお互い声のことは言わないでおこうぜ」
「そうだな。また今度な」
「何はともあれ京都だけれど」
セレーナが話に加わってきた。
「暗黒大将軍も遂に勝負に出て来たのね」
「そうだな」
サコンがそれに頷いた。
「暗黒大将軍もここが正念場だとわかっているのだろうな」
「ミケーネにはまだ戦力はあると思うが」
「それとは少し問題が違う」
ピートにこう答える。
「あの男の。武人としての意地だ」
「武人としての」
「あの男は誇り高い。その誇りが決戦を挑ませたのだろう」
「そうだな」
鉄也がそれに頷く。
「暗黒大将軍は根っからの武人だ。自らの誇りを傷付ける様なことは断じて認められない男だ」
「そして敗北もまた、か」
「それを拭い去る為に決戦を挑んで来たんだ。この戦い、逃げるわけにはいかない」
「気をつけてね、鉄也」
ジュンが声をかける。
「私も後ろにいるから」
「ああ、頼むぞジュン」
彼はパートナーに顔を向けて言う。
「この戦いに全てがかかっているからな」
「ええ」
彼等が今まで生きてきた意味が。孤児として生まれ、今まで戦う為の戦士として生きてき
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