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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第5話 報告書再提出?貴族は屑が多すぎです!!
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り優秀です)



 続いて、父上の手紙に書いてあった情報です。

 村が魔の森に呑まれた日より2カ月が経ち、傷の治療が済んだ貴族達はトリスタニアに護送された。そこで、裁判が始められる。最初の内は事態を深刻に受け止めたのか、貴族達は大人しくしていた。だが裁判中に貴族の一人が突然、自分達は無実だと主張し始めたのだ。

 その貴族の言い分では、森に火をつけ自分達だけ逃げたから、平民に被害が出なかったと主張したのだ。

(なんて屑ばかりだ。村人達に……村長に謝れ!!)

 現場が森に呑まれてしまった為、再調査出来ずにいるとモンモランシ領に逃げ込んだ村人が数人見つかったのだ。見つかった村人達の証言は、砦から逃げてきた村人が村長に危険を知らせ避難したというものだった。この言葉を曲解して、信憑性有りとされてしまったのだ。

 更に屑共が自分達の無実を、始祖ブリミルに誓ったものだからさあ大変。

 恐らく誰かからの入れ知恵なのでしょうが、その辺りを父上達が調査してくれているそうです。

 本当に屑共は、絞め殺してやりたいです。(怒)



 しかし本当に困りました。今とてもピンチです。現状を打破するには、如何すれば良いでしょうか? 凄く頭痛いです。

 正直に言うと、父上達に期待するしかない状況です。それでも、何もしないで待っている訳には行きません。元流民達に、何か証拠になる物が無いか協力を求めました。

 元流民達は協力的でした。派遣待機中こそ不満を言っていましたが、ドリュアスでの生活は明らかに以前の生活より豊かだからです。

 しかし、証言はいくらでも出て来ますが、証拠となると全く出て来ませんでした。

 部下達からは現場の調査案も出ましたが、現場は魔の森に呑まれています。犠牲を覚悟し調査を強行するにしても、かなりの大戦力が必要になる上とても実が有るとは思えません。

 何より領の防衛を疎かにする訳には行きません。敵がその隙を待っているかもしれないからです。むしろ、そこが本命である可能性さえあります。

 モンモランシ伯にも協力をお願いしました。伯爵も今回の事に相当腹を立てていたらしく、二つ返事で了承してくれました。

 まあ、アホ貴族の明らかな嘘は伯爵も理解しているでしょうし、自領の近くまで魔の森の浸食が進むと言う実害まで伴っているのです。そしてなにより、平民に責任をなすりつければ助かる。等という前例を作れば、今後魔の森は一気に拡大する事になるでしょう。これは、全ての貴族が避けたい事態だと思いたいです。

 そんな中、王都で動きが有りました。アホ貴族共の嘘を、非難する貴族が増え始めたのです。切っ掛けは、ヴァリエール公爵の発言でした。

「平民に責任転嫁すれば良い、という前例を作ってはなら
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