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リリカルってなんですか?
空白期(無印〜A's)
第二十六話 起
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 光陰矢のごとし、とはよく言ったものである。アリシアちゃんが、僕のクラスに編入してきてから早数ヶ月が過ぎようとしていた。

 意外と人見知りをする事が分かって、どうなることか、と心配していたが、僕の幼馴染の夏希ちゃんや桃香ちゃんの助けを借りて、どうにか女の子グループと対立することなく、クラスに溶け込むことに成功していた。もっとも、アリシアちゃんと一番、仲がいいグループになったのは、やはり、最初に一緒に居た時間が長かった事が幸いしたのか、アリサちゃんとすずかちゃんだったが。

 アリシアちゃんは、どちらかというと、すずかちゃんよりもアリサちゃんとの仲が良いように思える。アリシアちゃんは、物静かという感じではないから、アリサちゃんとフィーリングがあうのだろう。時折、休日には、アリサちゃんの家に行ったりもしているようだ。

 僕は、というと、あまり変わりはない。相変わらず、先生にはこき使われ、クラス内の諍いをとめたり、サッカーに興じたり、塾に行ったり、アリサちゃんの英会話教室を開いたり、すずかちゃんと図書館に行ったり、なのはちゃんと魔法の練習をするのも変わらなかった。

 息をつく暇もないような、そんな日々を過ごして、気がつけば、あっ、というまに小学生の一年間の中で最大のイベントである夏休みが目前に迫っていた。そして、目前に迫っていた、と思えば、すぐに夏休みになってしまうのは、僕が時間を確認するのが難しいほどに忙しいからだろうか。気がつけば、通知表を片手に一学期の授業を終えていた。

 あまりにあっさりとしすぎて、あ、今日から夏休みか、といつもと同じ時間に起きてカレンダーを確認した後にしみじみと思ったものだ。

 夏休みの過ごし方など、千差万別だろう。例えば、ひたすらに遊び、最後の一日か二日程度で宿題を終わらせる人、ついには宿題を終わらせずにいる人。最初に宿題を片付けてしまい、心置きなく遊ぶもの。

 僕は、一番最後のタイプだ。何か残っていると気分よく遊べないからだ。しかしながら、聖祥大付属小は、私立のレベルの高い学校だけあって、宿題の量が半端じゃない。僕が全力で、朝と夜に計画を立てて片付けたとしても、二週間は必要なほどだ。そんな宿題を僕は、時にアリサちゃんやすずかちゃんと、時にはアリシアちゃんと、時には隼人くんたちと一緒に片付けていた。

 もっとも、宿題だけをやるのでは夏休みの楽しみはないと同義だろう。宿題の合間に、僕は夏休みの楽しみである海やプール、縁日、花火大会などのイベントごとにも参加していた。

 さて、イベントや毎日、外などで遊んでいれば、意外なことにも過ぎ去っていく時間は早い。お盆に祖父、祖母の家に挨拶に行ったかと思えば、残る夏休みは半分を切っていた。

 クロノさんから連絡が入ったのは、後半分し
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