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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第七十一話 決戦!大海獣
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              第七十一話 決戦!大海獣
ロンド=ベルはアラスカからハワイに向かっていた。そこから日本に向かう予定である。だがそれは既にある者達にはわかっていることであった。
「そうか、ハワイにか」
マーグはそれを自らの乗艦の艦橋において聞いていた。ヘルモーズよりも小型の艦であった。
「どうされますか」
それに副官であるロゼが問うた。
「ハワイは確か諸島だったな」
「はい」
ロゼは彼の言葉に頷いた。
「それでは海が多いということになる」
「その通りでございます」
「ではあれを使うとしよう」
「あれでございますか」
「そうだ。丁度いいと思うが」
マーグは笑いもせず彼女にこう返した。
「どうかな」
「いいと思います」
そしてロゼもそれを認めた。
「それではすぐに」
「うん。あとポセイダル軍にも出撃を命じておいてくれ」
「ポセイダルにもですか」
「あとシャピロはどうかな」
「司令、御言葉ですが」
シャピロの名を聞いたところでロゼの顔色が少し曇った。
「あのシャピロという男は」
「地球人だから、とでも言うつもりかい?」
「いえ」
だがロゼはそれは否定した。
「そういう問題ではありません。ですが」
「君が彼を危険視しているのは知っているよ」
彼は優しい声でそう述べた。
「では尚更」
「ロゼ」
マーグはロゼの名を呼んだ。やはり優しい声であった。
「私は自分の部下は信じたい。それでは駄目なのか」
「信頼されるに値しない者もいます」
ロゼは反論した。
「あのシャピロこそまさにそれです。あの男の目には野心が宿っています」
「野心が」
「そもそもその野心の為に地球を裏切った男。どうして信じることにしましょう」
「だが私は彼を信じるよ」
「何故」
「さっきも言った筈だよ。自分の部下は誰であれ信じたいって」
「ですが」
それでもロゼは言う。
「あの者だけは」
「何も我々を裏切ったりすることはないと思うけれど?」
「それはそうですが」
バルマーと地球の力関係を見ればそれは一目瞭然であった。だからこそシャピロもバルマーに寝返ったのであるから。これはロゼも承知していた。
「私の背中を狙うというのなら大丈夫だ」
「何故そう言えるのですか?」
半ばくってかかっていた。ロゼは自分では気付いてはいないが少し感情的になっていた。
「司令に何かあればその後釜を狙う可能性も」
「私を守ってくれている者がいるからね」
「それは」
「君だよ」
マーグはロゼを見てこう言ってきた。
「えっ・・・・・・」
それを言われたロゼは思わずその整った顔をキョトンとさせた。
「あの、司令」
そして戸惑いながら言う。
「それは一体どういう意味でしょうか」
何故か少しモジモジとしていた。何処
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