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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第六十二話 ダカールの攻防
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で」
「ちぇっ、メグミさんも案外きついなあ」
「そうでしょうか」
「大人しい顔して。何か傷ついたぜ」
「何言ってやがる、何言われても平気な癖してよ」
 サブロウタがそれを聞いて話に入ってきた。
「御前さんとリュウセイはちょっとやそっとじゃへこたれねえだろ。そんな臭い演技は止めた方がいいぜ」
「ちぇっ、サブロウタさんまで」
「へこたれるのなんて俺が許さねからな。俺の歌でネオ=ジオンだろうが火星の後継者だろうが黙らせてやるぜ!」
「バサラさん、歌で人が黙るのですか」
「当然だ!」
 ルリのクールは質問も彼には効果がなかった。
「俺の歌は万人が感動するんだよ!それでハマーンだろうが草壁のおっさんだろうが感動させて何もできなくさせてやるぜ!」
「けれど火星の後継者は機械ですい」
「機械が何だってんだ!」
「わあ、相変わらず凄いこと言ってますねえ」
「ここまで凄いと何も言えないわね」
 メグミもハルカも呆れていた。ハルカはまた目を閉じ困った様な顔で笑っていた。
「機械でもですか」
「そうだ!」
 ルリの問いにまた答えた。
「動くものは何でも動けなくしてやる!俺の歌に敵はいねえんだよ!」
「何無茶苦茶言ってるのよ」
 そこにミレーヌの突込みが入る。
「機械に音楽がわかる筈ないでしょう」
「そんなことはねえよ」
 しかしバサラはそれを聞き入れようとはしない。
「機械だろうが異星人だろうが俺の歌の前には勝てはしねえよ」
「自信があるのですね」
 ルリはここでピントがずれたような問いをした。
「言うまでもねえだろ」
 それに対するバサラの返答はいつもの通りであった。
「やってやるぜ俺はよお、宇宙を俺の歌で平和にしてやる」
「そんなことできるわけないでしょ」
「頑張って下さいね」
 ミレーヌとルリはそれぞれ全く違う受け答えをした。
「バサラさん、期待していますよ」
「そうかい、ルリちゃんは俺の歌を聴きたいのか」
「それで戦いが終わるのなら。そしてバサラさんにはその力があります」
「そら見ろ。ルリちゃんがお世辞なんて言うか!?」
「ルリさん、こんな馬鹿を持ち上げちゃ駄目ですよ」
「誰が馬鹿だ、誰が!」
「あんた以外に誰がいるってのよ!」
「何かファイアーボンバーは相変わらずねえ」
「血気盛んな年頃なんだろ」
 レミーとキリーはそれを聞きながら話をしていた。
「俺達もかってはああだったな」
「というと真吾にも若い頃があったのね」
「おい、それはあんまりだろう」
 真吾はレミーの言葉に苦笑いを浮かべた。
「俺だってまだ若いんだぞ。少なくともアムロ中佐よりはな」
「あら、そうだったの」
「何か老成してるって感じがするがね」
「声のせいかな」
「まあそれもあるわね」
「俺達も人の
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