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魔法少女リリカルなのは 小さい頃から時空管理局に勤めていた少年
査問勧告と殉職者
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クロノが言葉を濁らせた。
怪しいことである。
「スカリエッティーに協力している可能性があるからや。」
「どうしてそうかんがえたのですか?その様な証拠はないはずやけど。」
僕は証拠を残すようなへまはしていない。
ならどうしてこんなことになっているのかさらに気になった。
「証拠はこれや。」
八神二佐が見せてきたのは戦闘機人(ナンバーズ)の写真だった。
「この二人や。」
更に僕に二人の写真を見せてきた。
写っていたのはチンク姉とオットー姉。
「この二人が何か?」
僕は白々しく聞き続けた。
「調べたところ、この二人には保護責任者がいるみたいなんだよ。そして保護責任者の部隊に所属している。そしてスカリエッティーも協力している。それならばその部隊を査察するのは当然だと思うが。」
「待ってください。仮にそうだとしたら責任を問われるのは保護責任者のはず。部隊は関係ないのではないですか?」
「本当にそれでいいのか?」
クロノの目は僕に向けられた。
何もかもお見通しのようだ。
「わかりました。日程については?」
「後日伝える。」
「わかりました。失礼します。」
僕はクロノの部屋をすぐに出た。
そのまま地上に戻ろうとしたが、
「未来君。前に言っていた責任の重みとは何なんですか?」
「ミッドチルダに住む住人の絶対なる安全。そこには上層部の努力が入っています。その努力に責任を感じなければいけない。と言うことです。」
努力に責任は付き物だ。
どんななことにも責任が問われる。
今回の地上本部襲撃に関してもそうだ。
「では。」
僕は途中で抜けて帰った。

次の日。
強行調査専門部隊では殉職者の送別会を行っていた。
殉職者は一階級特進扱い。
「殉職者名を報告します。実行部隊グラン・フォルス空曹長、ハル・オオモリ空曹、オープ・ティオリー二等陸士、エーフィ・キンジュー空准尉、ユウイ・タンカー一等陸士、ファイス・エナージ二等空士。続いて魔法指導部ウェンディー・オード二等陸尉、エリカ・ハーレン三等空尉、シーフィー・ホスティー三等空尉、シューク・ヒュウド三等陸尉、イナ・ウット空准尉。以上11名です。」
多くの地上関係者が参列してくれた。
中にはレジアス中将もいた。
第二の地上本部と言われる設備であった強行調査専門部隊はどの部隊よりも被害が大きかった。
部隊稼働率21.3%。
事件解決率5.9%。
かなりヤバい状態だった。
「それでは一分間の黙祷をお願いします。」
僕は一息吸ってから。
「黙祷。」
と告げた。
まだこの部隊に来てからそんなに経っていないが、とても辛かった。
まるでゼスト隊の時の気分だった。
「黙祷を終えてください。続きましてこの部隊の後見人であるレジアス・ゲイズ中将からお言葉を頂きたいと思
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