暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 万死ヲ刻ム者
番外3 甘味
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〜〜

闇慈と小猫は持っていた皿に食べる分だけスイーツを取ると長椅子に二人で並ぶように腰掛けると二人はスイーツを食べ始めた。

(流石世界の有名パティシエ達が開いている事はあるな。美味しい)

小猫に至っては無我夢中でスイーツを食べていた。そして次のスイーツを取りに行こうとした所を闇慈が引き止めた。

「あ!待って、小猫ちゃん」

「何ですか?せんぱ・・・」

小猫が言い切る前に闇慈は小猫の頬に付いていたクリームを右人差し指で掬い取ると・・・

ぺロッ

それを自分の口の中にしまい込んだ。

「はい。これで大丈夫だよ?小猫ちゃん」

「あ、ありがとうございます。先輩」

「気にしなくて良いよ?それに・・・」

闇慈は小猫の耳元に近寄り、優しく呟いた。

「君の味・・・ご馳走様♪」

「っ〜〜〜!?」

それを聞いた小猫は顔を真っ赤にして、次のスイーツを取りに行った。

(う〜ん・・・からかい過ぎたかな?後で謝っておこう)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「・・・♪」

フェスティバルが終わり、闇慈と小猫は実家に帰っていた。小猫は世界中のスイーツを楽しめたため、かなりのご機嫌のようだ。というよりほとんどのスイーツを堪能していたようだ。

「あはは。ご機嫌だね?小猫ちゃん」

「・・・はい。世界中のお菓子を食べることが出来ましたから」

「僕も誘ったかいがあったよ」

そう話している間に分かれ道に来た。ここで闇慈と小猫は分かれるようだ。

「・・・今日は楽しかったです。ありがとうございました」

「気にしないで?小猫ちゃんが良かったらまた行こう」

「・・・はい」

「じゃあ。また明日、学校で会おう」

そう言うと闇慈は小猫と別れ、実家に足を向けた。しかしその途中に巡礼服を着た二人の人とすれ違った。顔をフードをかぶっていたため見えなかった。闇慈は何も感じなかったが・・・

「・・・ん?」

「どうしたの?」

「さっきの男。異様な力を感じた」

「悪魔?」

「分からない」

二人の巡礼者は闇慈の力に気付いたのかそう呟いていたそうだ。

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