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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第四十九話 熱気バサラ
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ら聞いたのよ」
「そうなんですか」
「それで色々と話をしたのだけれど貴女達に乗ってもらうことになったらそのバルキリーも武装はない予定よ」
「あたし達にも」
「ええ。音楽に専念してもらう為にね。それでいいかしら」
「といってもあたしバルキリーに乗ったことなんか」
「それなら僕がやるよ」
 マックスがここで出て来た。
「おじさん」
「おい、おじさんはないだろ」
 マックスはおじさんと言われて苦笑した。
「僕は君の従兄なんだ。おじさんじゃないだろ」
「けれど前からそう呼んでたじゃない」
「それでもだよ。確かに結婚して子供もいるけれど」
「夫婦でパイロットだったわよね」
「ああ。よく知ってるな」
「有名だもの。ロンド=ベルの青いバルキリーと赤いバルキリーって」
「そうだったのか」
「それも夫婦で。あたしいつも学校で言ってるのよ。自慢のおじさんだって」
「だからおじさんじゃないんだって」
「マックス少尉も従妹にはかなわないようね」
「からかわないで下さいよ」
 早瀬にまでそう言われては参るしかなかった。それでも彼は言った。
「操縦は僕が教えるよ。それともミリアの方がいいかい?」
「おじさんだと何か。親戚だし」
「僕は駄目か」
「御免ね。それにミリアさんも」
「ミリアは厳しいぞ」
「そうなの。何かあまり合わないような気がするし」
「そういえばバサラ君はどうやって操縦を身に漬けたのかしら」
「あの動きははじめてのものではなかったですね」
「あいつは特別なんですよ。運動神経も抜群で」
「そうだったの」
「パイロットとしての経験はない筈ですけれどそうしたことは得意なんですよ」
「じゃあ彼には特にそうした教育は必要ないわね」
「そう思います」
「それじゃあ彼はいいわ。問題は貴女達ね」
「どうしますか」
「そうね」
 早瀬は暫し考え込んだ。そしてそれから言った。
「まだ色々と話し合ってみるわ。私一人で決められるものでもないし」
「そうですか」
「正式に決定するまでは待機していて。いいかしら」
「わかりました。それじゃあ暫くお邪魔します」
「ええ。こちらこそ」
 早瀬は笑みで返した。こうしてミレーヌ達もロンド=ベルに参加することとなった。
 
 戦いが終わりロンド=ベルは地球圏へと再び向かった。ネオ=ジオンは一時戦場から退いていた。
「木星トカゲ達はどうしているか」
 ゼクスはスレイのベガリオンのモニターにその姿を映していた。ロンド=ベルへの迎撃は彼が担当していたのである。
「はい」
 スレイはそれに応えた。
「既に全機戦場から離脱しました。一部は火星に帰ったようです」
「そうか」
 ゼクスはそれを聞いて静かに頷いた。
「わかった。それならいい」
「特佐はどうされるおつも
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