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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第四十八話 新たなる来訪者
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地上でもそうだったし。バイストンウェルでも」
「ショットは少し違うタイプだったけれどな。何かドクターヘルに近いと思う」
「あの人をもっとおかしくした感じかしら」
「そんなところかな。しかしまた厄介なのがいてくれるさ」
「だからここに召喚されたのよ」
「そうだったな。シラカワ博士に」
「あの人も何を考えているかよくわからないところがあるけれど」
「けれどもう俺達に何かをしようと考えているわけではないみたいだな」
「ええ」
 それはクスハにもわかっていた。
「それはわかるわ。けれど何か引っ掛からない?」
「そうだな」
 ブリットは彼女の言葉に頷いた。
「今までが今までだ。何かあると思っておいた方がいい」
「ええ」
「少なくとも知っていることは全部話してはいないと思う。ここのことも」
「何かあるのね」
「その何かが何なのかまではまだわからないけれどな」
「そうね」
「用心しておこう。もしもの時に」
「ええ。頼むわね、龍虎王」
 二人の側に並んで立っている二機の半生体兵器がそれに応えるかのようにその目を光らせた。そして二人はそれを見てまた話を続けていた。

 ここ数日戦いらしい戦いはなかった。ザッシュ達はその間にシュメルと色々と話をしていた。剣の手ほどきまで受ける者もいた。
「ふむ」
 シュメルはザッシュの剣捌きを見て一言漏らした。
「中々いい筋をしていますな」
「有り難うございます」
 ザッシュはそれを受けてシュメルに顔を向けてそう応えた。
「しかしまだ若い。確か魔装機に乗っておられましたな」
「はい」
「では一つ技を伝授しましょう。宜しいでしょうか」
「技をですか」
「はい。冥皇活殺法といいましてな」
「冥皇活殺法」
「私の編み出した剣技の一つです。それで宜しいでしょうか」
「ええ、是非」
 ザッシュはそれに頷いた。
「教えて頂けるのなら。お願いします」
「わかりました。それでは」
 こうしてザッシュはシュメルに直々に技を伝授してもらっていた。そしてそれとは別に技を身に着けている者もいた。
「駄目だ駄目だ!」
 ゲンナジーがプレシアに対して叫んでいた。
「この程度ではまだ完成したとは言えない!もう一回だ!」
「ふえええええ」
 プレシアはそれを受けて泣きそうな声を出した。
「厳しいなあ、ゲンナジーさんって」
「厳しくて結構!」
 彼はまた叫んだ。
「これも技を極める為だ。さあもう一回!」
「わかりました」
 こうしてプレシアも修業を受けていた。見ればそれをマサキ達が見守っている。
「へえ、ゲンナジーも意外だね」
「そうか?」
 ヤンロンはリューネの言葉に顔を向けてきた。
「彼はああした一面もあるが。仮にも元水泳のオリンピック金メダリストだぞ」
「そうい
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