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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二十八話 同床異夢
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ったわ。それは」
「そうだったのか」
「貴方のことなら何でも知っているつもりだったけれど、あの、その」
「いや、いいさ」
 アラドは戸惑うゼオラに対してそう言った。
「俺もゼオラの昔のことはよく知らないし。それでおあいこだろう?」
「そ、そうね」
 彼女はまだ戸惑っていたがそれに応えた。
「おあいこね。そうよね」
「そうさ。ところで」
「何!?」
「そろそろ熊のパンツは止めた方がいいんじゃないか。いい加減子供みたいだぜ」
「あんたもトランクス一週間もはきっぱなしにしてる癖に!」
 下着のことを言われてゼオラは激怒した。
「昔から下着は毎日替えなさいって言ってるでしょ!」
「いいじゃないか、ジュドー達だってそうだし!ドモンさんなんか一月程そのままの時があったって言ってるぞ!」
「あんな普通じゃない人と一緒に言わない!そんなのだからあんたは駄目なのよ!」
 いつもの二人に戻った。司令はその間もユリカとブライト達の間で交互に顔を変えていた。
「ユリカ、本当に気をつけておくれよ」
「それでクロスボーンの件だが」
「は、はい」
 これには流石のブライトも面食らっていた。戸惑いながら彼と話をする。
「暫く休んだらすぐに言ってくれるかね」
「わかりました」
「ユリカ、無理するんじゃないよ。御前に何かあったら」
「ロンド=ベルにいるから大丈夫よ。お父さんも気をつけてね」
「おお、何という優しい娘なんだろう!」
「そして一つ聞きたいことがあるのだが」
「え、ええ」
 まるで二人の人間の相手をしているようである。知ってはいても慣れるものではなかった。
「何でも銀色のマシンと遭遇したそうだね」
「あ、はい」
 ブライトはその質問にハッとした。
「そうです。何か素性の知れない少年が乗っていましたが」
「そうか、やはりな」 
 彼はそれを聞いて頷いた。
「彼から話はなかったが。やはり動いていたか」
「?彼とは」
「知らないのか、君達は」
「ゼオライマーのことでしょうか」
 ミサトがそれに答えた。
「葛城三佐」
「それなら知っておりますが。司令、それに関して何か」
「いや、それを知っているとなると話は早い」
「はい」
「今後そのゼオライマーがより活発に動くと思う。君達の前にも姿を現わすだろう」
「やはり」
 ミサトはそれを聞いて顔を引き締めさせた。
「司令、あのゼオライマーは破壊して宜しいでしょうか」
「破壊か」
「ネルフではそれも視野に入れておりますが」
「それも聞いているよ」
 司令のミサトへの返答はそれであった。
「冬月司令からね。だが少し待って欲しい」
「何故でしょうか」
「情報がまだ少ない。そもそもあれに乗っているのは少年だったな」
「はい」
「木原マサキではない
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