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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二十四話 ドラグーン
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 二人はそれを聞いて思い出した。
「俺達は成り行きでこうなっちまったんだし」
「抜けられたら抜けたいな、って言ってたしな」
「そうだろ。何で今まで忘れていたんだよ」
「いやあ、忘れてたわけじゃねえけど」
「忙しかったし」
「まあ色々とあったからな」
 タップもそれに頷く。
「けれど思い出したんならいいや。俺は抜けるぜ」
「おいちょっと待てよ」
 ケーンがそれを呼び止める。
「御前が抜けたらドラグナーチームはどうなるんだよ」
「三人じゃないと本当の力は出せないんだぞ」
「じゃあ御前等は残るのかよ」
「そう言われてもなあ」
「判断に困るというか」
「それ見ろ」
 タップはそこに突っ込んだ。
「気楽にいこうぜ。俺達が抜けても誰かが入ってくれるさ。世の中そんなもんだ」
「ドライだな」
「ドライじゃねえぞ。それが世の中さ。俺達のかわりなんざ幾らでもいるさ」
「確かにな」
 ライトが真面目な顔で頷く。
「しかし俺としてはここが気に入ってるしな」
「そうなのか」
「俺も・・・・・・そうだな」
 ケーンもそれに同意する。
「ここも案外悪くはねえしな。ベン軍曹は最初は怖かったけれど」
「そうなのですか」
 軍曹はそれを聞いて少し憮然とする。
「あ、いやそんな意味じゃなくてさ」
「新兵教育ってやつは何処もこんなもんだと思うし。それだけですよ」
「ふふふ」
 軍曹はそれを聞いて少し嬉しそうに笑った。
「どうやら少尉殿達に教育させて頂いたのは正解でしたな」
「そうなんですか」
「はい」
 彼は答えた。
「最初は私も戸惑いました。こんな軽薄な連中でいいのか、と」
「俺リーゼント切られたし」
「まあそりゃ当然だな。坊主にならないだけまし」
「そうそう」
「ですが一緒にいるうちに。まあ何といいますか」
「俺達の実力がわかったと」
「いえ」
 だが軍曹はそれは否定した。
「残念ながらそうではありません」
「あれ、違うの!?」
「はい。まあ何と言いますかマシになったな、と」
「マシに」
「ええ。少しはパイロットとしていけるようになったのでは、と。今ではそう思っております」
「・・・・・・何か俺達って今一つ評価が悪いな」
「アムロ中佐やクワトロ大尉と比べてな」
「御言葉ですが比べる相手が凄過ぎますな」
「まあそうだけれど」
「しかし何というか凄い評判にはなってねえから」
「だから出て行っても問題はねえんだよ」
「私はそれにも反対です」
「何で!?」
「寂しくなるからです」
 軍曹はタップに対してそう述べた。
「これはあくまで個人的な感情ですがタップ少尉も他の御二人もいなくなると寂しいです」
「そんなもんかな」
「何か俺達ってガンダムチームと同じでお笑い担当と思われて
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