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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第十八話 白い流星 赤い彗星
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                第十八話 白い流星 赤い彗星
  アイリス、そしてゴッドマーズという新たな戦力を手に入れたロンド=ベルは地球へと順調に進んでいた。三隻の戦艦は互いに連携をとりながら航行を続けていた。その先頭をいくラー=カイラムに通信が入ってきた。
「ん、何だ」
「久し振りだな、ブライト大佐」
 出て来たのはヘンケンであった。彼は笑顔でモニターに姿を現わしてきた。
「ヘンケン大佐、暫くです」
 ブライトは言葉を返した。そして互いに敬礼をする。
「どうやら難民の護衛は大丈夫なようだな」
「はい、何とか」
 ブライトはそれに応えた。
「色々とありましたがね。ネオ=ジオンの襲撃も受けました」
「ネオ=ジオンのか」
「ええ。何とか退けましたけれどね。それが何か」
「いや、実は最近彼等が地上への侵攻を計画しているという情報が入っていてな。それで気になったんだ」
「地上にですか」
「ああ。知ってのとおり今地上は混乱している状態にある」
「はい」
「そこに介入するつもりらしい。地上に残っているジオンの残党と協同してな」
「それは厄介ですね」
 ブライトはそれを聞いて顔を顰めさせた。
「ジオンの残党はアフリカにかなりの数がいると聞いています。彼等と手を組むとなると」
「そうだな。只でさえ地上にはギガノスの別働隊もいるし」
「グン=ジェム隊ですね。かなり荒っぽい連中だとか」
「そしてもう一つの勢力も動いている」
「ティターンズですか」
「そうだ。彼等も地上への侵攻を考えているらしい。既に先発隊を向けていると聞いている」
「ティターンズまで。どうやら地上は大変なことになりそうですね」
「それで君達に頼みたいことがあるんだが」
「地上に行って欲しい、ですね」
「そうだ。頼めるか。ネオ=ジオンやティターンズまで入ってくると連邦軍だけでは手に負えない。大空魔竜隊もいることにはいるのだがな」
「わかりました」
 ブライトはそれに対して頷いて答えた。
「難民達のこともあります。それでは地上に向かいます」
「頼めるか」
「はい。彼等を野放しにはできませんからね。これも戦いです」
「そうか、有り難い。それではそちらに補充員を送ろう」
「補充員?」
「そうだ、君が最もよく知る男だよ」
 ヘンケンはニヤリと笑ってそう言った。
「彼を送りたいんだが。いいかな」
「彼?ああ、成程」
 ブライトもそれを聞いて納得した。
「喜んで。彼が来てくれたなら百人力ですよ」
「それで色々と君の負担も減るだろうしな。今そっちにミツマル司令のお嬢さんもいるのだろう」
「はい」
「どうだ?かなり驚いただろう」
「いや、それ程でも」
「あれ、そうなのか」
 ヘンケンはそれを聞いて拍子抜けした声を出した。
「それ
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