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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
魔改造
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ない程眩しく輝き、遮蔽物のない平原を300メートルくらいの範囲で明るくする。
流石に太陽の光程全てを照らす事は出来ないが、それでも光源の下にいるアルル達には眩しい限りで、今後の移動に役立ちそうだ。

「お、思ってたより明るいですね…」
ティミーは光と自分の目の間に右手を翳し、その明るさに感心する。
「うん。魔法力の強弱で明るさも変化するし、発光は魔法力が続く限り持続するよ。こうしている間も僕の魔法力は、この光に吸われているんだ」
「え!?じゃぁ結構魔法力が必要なんですか?」
発光している間は常に魔法力を放出し続けなければならない…燃費の悪い魔法であれば、多用する意味も無く、ティミーは思わず顔を歪めて質問する。

「いや、小一時間この状態で発光させ続けても、バギ1発分も消費しないよ。それに同時に他の魔法も使用できるんだ!この光は、最初に呪文を唱えるだけで、後は放っておいて大丈夫なんだ。術者の僕が移動すると、その後を追尾するし…術者の魔法力が尽きるか、術者自ら止めるまで延々と光り続ける!」
リュカは新しい魔法を自慢するかの様に動き回り、レミーラの特性を説明する。

「へー…随分と便利な魔法ね。ところで…さっき『レミーラ』って唱えてたわよね!何で?」
アルルは眩しすぎて光源を直視できないので、リュカの足下だけを見つめ質問する。
「うん。マリーが命名した!『レミラーマじゃ紛らわしいわよね!考えるのもめんどくさいしレミーラで良いわよね!』って………そんな事よりカンダタとモニカも、この魔法を憶えろよ!元盗賊や元海賊だったら憶えられるんじゃねーの?お前等、戦闘で魔法を使わないんだから、いざという時に魔法力が尽きても問題ないだろ!?」

「え!?…でも、俺…魔法なんて使えないし…」
「良いじゃないかカンダタ、やってみようよ!出来るかどうかは分からないんだしさ…」
「そうだぞカンダタ。行動する前に諦めるのは愚か者だ!やるだけやって、頑張るだけ頑張って、それでも出来なかったら諦めれば良いじゃないか!僕が教えるから、一緒に頑張ってみようよ」
魔法は自分に使えない物…そう言う思い込みから、カンダタはリュカの提案を拒絶するが、モニカとリュカに優しく説得され、
「う、うん…じゃぁ…やってみる…」
と、恐る恐る承諾する。



その時から、リュカ先生の優しい魔法(レミーラ)教室は始まった。
モニカは元々魔法の才能があったらしく、3日程でレミーラ及びレミラーマを習得できたのだが、やはりカンダタには魔法は難しく、一向に憶える気配も見えてこない。
先に憶えたモニカは、思わず苛ついて『このくらいも出来ないのかい!?アンタの頭はどうなってるんだい!?』と、罵声を浴びせて彼を泣かせるのだが…
『気にするなよカンダタ。誰にだって得手不得手があ
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