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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第五話 超獣機神
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                 第五話 超獣機神    
 富士においてハニワ幻人達との戦いを終えた甲児達は大空魔竜に乗り込み獣戦機隊がいる厚木に向かっていた。富士から厚木までは目と鼻の先である。
「さて」
 大文字は時計を見ながら言った。
「明日の朝に着けばいい。今日はここで休息をとるとしよう」
「了解」
 ピートはそれに応えて大空魔竜を手頃な場所に着地させた。そしてそこで休むこととなった。
「出発は明日の七時だ。それまで各員英気を養うように」
「わかりました」
 皆それに従いそれぞれ休息に入った。食事を採った後でくつろぐ。中には身体を鍛える者もいた。
「一、ニ・・・・・・」
 鉄也はトレーニング室でダンベルを挙げていた。
「一、ニ・・・・・・」
「鉄也さんも頑張るねえ」
 甲児はその隣で自転車をこいでいた。二人共ジャージである。
「毎日よく続くよ」
「トレーニングは毎日してこそだからな」
 彼は流れる汗を拭きながら甲児にそう答えた。
「それは甲児君だってそうだろう」
「俺はちょっと違うけれどね」
「そうなのか」
「ああ、単なる腹ごなしさ。腹いっぱい食った後は動かないと気が収まらないんだ」
「そりゃあんだけ食えばな」
 サンシローが甲児に言った。彼は腹筋をしている。
「ヤマガタケ並に食うんだもんなあ」
「そんなに食ってるかなあ」
「食い過ぎだよ」
 サンシローはその言葉に苦笑した。
「ピッチャーは試合前なんか殆ど食えないのにな」
「そういやそうだったな」
「ああ」
 サンシローの顔が真摯なものになった。
「それに空腹の方が神経が研ぎ澄まされるんだ。まるで野生になったようにな」
「これから会う連中と同じだな、それだと」
 隼人が彼に対してこう言った。
「そうなのか」
「ああ、御前さんに負けない位熱い奴等だぜ」
「熱いだけじゃねえけどな」
 甲児も言った。
「とにかく血の気の多い連中でな。何かっていうとすぐ喧嘩になるからな。気をつけろよ」
「そんなに凄いのか」
「まあな。命令無視に喧嘩にってトラブルの塊みたいな連中だ」
「悪い奴等じゃないんだがな。実力もあるしな」
「ふうん」
 サンシローは甲児と隼人の説明を聞きながら頷いた。
「それでも何か軍人には思えないな、とても」
「それはあるな」
 甲児はその言葉に応えた。
「けれど一応軍人だぜ。階級もある」
「そうなのか」
「まあそれは行ってからのお楽しみだ。会っていきなり喧嘩売られないように気をつけろよ」
「わかった」
 こうして彼等はトレーニングを続けながら話をしていた。それが終わるとシャワーを浴び眠りに入った。そして次の日の朝予定通り厚木に向かった。
 
 厚木はかっては自衛隊及びアメリカ軍の基地があっ
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