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MUV-LUV/THE THIRD LEADER(旧題:遠田巧の挑戦)
11.開発衛士との戦いT
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砕戦術か…日本人は変わらんな。各機距離を取りながら撃破しろ。愚かな日本人共に奇跡は起こらないと教えてやれ。」
 もう終わりだろう。最初の予想通り帝国軍は反撃することもできずに敗れる。他の隊の状況も同じようなものか。そう思い確認を取るために中隊長に連絡を取る。
「ラビット5よりラビット1、B小隊の方は損害ゼロ。そろそろ終わりますがそっちはどうですか?」
『A小隊も同じだ。呆気ないものだ。だがC小隊の方はそうでもないらしい。手こずっているようだ。そちらが終わり次第援護に行ってくれ。』
「ラビット5了解。全くF-4相手に何やってんだか…。」
 ラビット5からすればこんな出来レースのような戦いで苦戦するというのは職務怠慢と言っていい状況である。そう思い広域レーダーに切り替えC小隊の状況を確認すると、そこには信じられない表示があった。その時まで四つあったマーカーが目の前で二つのマーカーになったのである。
「馬鹿な……二機撃墜だと?どういうことだ!?」
 1小隊は2エレメント、つまり4機。そのうち2機撃墜ということは半分を失ったということだ。いかにストライクイーグルでも戦力比6;1では戦えない。案の定C小隊は撤退を開始し、B小隊に合流する動きを見せていた。
「ラビット9!状況を報告しろ!」
 B小隊隊長の怒声がコックピットに響いた。
 



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