第十七話 戦士達の集結その四
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「仕掛けてそうしてな」
「そうだ。そこが全然違う」
「混沌の存在かというと違う」
「あくまで俺達人間に仕掛けそれをどう乗り越えるのかを見る」
「それが奴の目的だからな」
こう話していく彼等だった。そしてその会話を聞きながらだ。
竜司もだ。ラーメンを食べながら言った。
「僕達の世界に来た理由は。やっぱり」
「私達に間違いありませんね」
マルガはサンドイッチだった。それを手に取り静かに食べている。
「私達と竜司君達が一緒にいるからこそ」
「それで仕掛けて見るってどうもですね」
ジョージはカツカレーだった。それを食べていた。
「凄く傲慢ですよね」
「あれなんでしょ。スサノオから見れば私達なんて小さなものなんでしょ」
今言ったのはアイだ。彼女はハンバーグ定食を箸で食べている。
「だから仕掛けてくるのよ」
「けれどあれよね。上から目線の割には」
どうかと言う英理子だった。
「やけにしつこく絡んでくるっていうか」
「スサノオは人間に興味を持っている」
登が言うのはこの事実だった。話しながら彼はお好み焼き定食を食べる。
「それは間違いない」
「それでファンガイア達と戦わせてみたりしているんですね」
竜司はその登達に尋ねた。
「そういうことなんですか」
「そうだよ。ただどうも」
どうかとだ。豚骨ラーメンを食べている紅が述べる。
「スサノオは僕達と直接闘うことも多いし」
「渡闘ったっていうのは」
「うん、戦いの一つの節目だったよ」
紅はこうローズの問いに答えた。
「そうした意味のある大きなものだったよ」
「そうなの」
「スサノオは色々な姿の端末を出せるんだ」
「それとどう戦うかもまた重要になる」
名護は炒飯だった。かなり大きな皿の上に丸く置かれている。
「とりあえずは迎え撃つことが問題だが」
「あれやねんや。つまりはや」
襟立はたこ焼き定食だった。それもあるのだ。
「カウンタークロスなんや」
「カウンタークロス!?」
「っていうと」
「あの手来る。スサノオの手がな」
襟立はファイティングポーズを取りながら具体的に話す。
「そしてそこを逆にやったるんや」
「ああ、そういうことね」
英理子はそれを聞いて納得して頷いた。
「こちらからは仕掛けられないしね」
「そう、だからこの戦いはクロスカウンターなんや」
「ですね。その通りですね」
襟立の今の話にだ。竜司も頷く。
そしてそのうえでだった。ラーメンとそれと一緒に置いてある御飯も食べつつ話したのである。
「僕達は待ち構えてそうして」
「そや。竜司もわかってきたみたいやな」
「少しですけれど」
微笑んで応える彼だった。
「そういう感じかなって」
「そういうこっちゃ。俺等は待つしかあらへん」
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