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スーパー戦隊総決戦
第十五話 神前でその三
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「流石に踏み潰されては話にならんからな」
「そやそや」
「甲子園ですか。そういえばあそこにも」
「恐竜屋あるよ」
 介さんだけでなくしっかりとヤツデンワニもいる。かなり強引に丼を口の中に入れてそのうえで貪っている。異様な光景ではある。
「ワニの店、そこに行くといい」
「しかし。何でワニが経営者なんだ?」
「無茶苦茶な話よね、これって」
「確かに」
 皆今更ながら言う。
「しかも平気な顔で食べてるし、おうどん」
「ワニって肉食だったんじゃ?」
「どういう身体の構造してるんだろう」
 世の中訳のわからないことも実に多い。
 そしてだ。皆食べながらこんな話もするのだった。
「あと伊勢神宮へは何時行く?」
「それだな」
 伊勢神宮の話もするのだった。それは忘れていなかった。
「伊勢神宮。絶対に行かないとな」
「そこがここに来た目的だ」
 走と月麿もそれは忘れていなかった。
「遊んでばかりじゃ駄目だしな」
「そうだな。水族館の後で行くか」
「鳥羽水族館って一杯色々な生き物いるからね」
 冴はそちらに関心を向けていた。
「私スナメリみたいけれど」
「俺はラッコだな」
 岳も興味がないわけではなかった。
「可愛いらしいな、それもかなり」
「じゃあこれを食べたら次は」
「次は水族館」
「泳ぐのにはまだ寒いけれど」
 それは無理だった。海はまだ開いてはいない。それにだった。
「水着もないしね」
「諦めるしかないし」
「残念だけれど」
 女組がそれぞれ言う。
「けれど皆水着になってません?」
「そういえばそうだったな」
 凌駕と幸人がそれを話す。
「何処かで」
「その記憶はないか?」
「芳香ちゃんだけは違うみたいだけれど?」
 何故か彼女だけはきょとんとした顔で自分を指差しながら言った。
「他の人達は違うみたいだけれど」
「そういえばうち体操服着た覚えあるで」
 このはの言葉である。
「うちの学校半ズボンやったのに」
「今時ブルマーなんてあるか?」
「ないよ、もう」
 真墨と蒼太が話す。
「菜月も何処かで着たようだがな」
「さくら姉さんもだったっけ」
「蒼太君、変なこと言わないで下さい」
 何故か今の蒼太の話にむっとした顔になるさくらだった。
「私も半ズボンの学校でしたよ」
「っていうか最近半ズボンばっかりだよね」
 魁が明るく言う。
「そういう時代なんだね、もう」
「寂しいか?ここで寂しいって言ったら駄目だからな」
 翼は弟にさりげなく告げた。
「あのシズカは新体操でもやっていたっぽいがな」
「そういえばそうだな」
 映士も彼の今の言葉に頷く。
「身体のこなしがしなやかだしな」
「黙っていれば可愛いしね」
「そうよね」
 小梅と茉莉花もシズカに
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