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とあるの世界で何をするのか
第五話  レベル確定と厄介事
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「神代、お前さん、この街の治安組織を知ってるか?」

 シリアスモードに切り替わった土御門さんが聞いてくる。

「ええ、警備員(アンチスキル)とか風紀委員(ジャッジメント)ですよね?」

「ああそうだ。だが、そいつらだけでは対処しきれない、いや表に出してはならない犯罪というのが存在する」

「あー、つまり裏の組織ですね?」

 いきなり暗部という単語を知っているのもおかしな話なので、何となく近いニュアンスの別の言葉を捜してみた。

「まーそんなところだ。俺たちは暗部組織と呼んでいるんだが、お前さんにもその暗部組織に入ってもらうことになった」

「さっきの会話を聞いてて何となくは分かりました」

「所属は俺の居るグループだ。グループというのが組織名だからな」

「えっ? グループって組織名だったんですか!? 分かりにくっ!」

 土御門さんが説明してくれたので、原作を見たときから感じていたことを言ってみた。ってか、スクールやアイテムぐらいならまだしも、グループとかメンバーって名前はどうなのよって思う。

「まー、そう言うな。俺は土御門元春、これからよろしくな」

「はい、神代騎龍です。よろしくお願いします」

 自己紹介をして土御門さんと握手をする。今気付いたけど、土御門さんの名前って本人から今初めて聞いたのか。それまでアレイスターが何度か呼んでた気がするけど、ってかアレイスターの名前も本人からは聞いてないな。土御門さんが何度か呼んでたけど。

「アレイスター、お前が言っていた重要な話ってのはこのことだったんだな」

「ああ、だが私の予想以上に重要な話が増えていたのだがな。全くもって嬉しい誤算だったよ」

 今の二人の話を聞いて、俺の暗部行きはここに来る前から決まっていたことが分かった。嬉しい誤算って言ったのは多分俺の魔法の事だろう。

「それで、話はこれで終わりか?」

「ああ」

 アレイスターの短い答えを聞いた後、土御門さんがチッと舌打ちをしたのが聞こえる。その直後、結標さんが現れて外へと転移させられていた。

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