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ハイスクールD×D 蒼き凶鳥
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第零章 転生から大戦へ
五話
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学院での6年間は早いものですでに卒業式が終わってしまった。
この6年間いろいろなことがあった、そういろいろと。
セラが魔獣の森からさまざまな魔獣をつれてきたり、ゼクスが校舎の一部を消滅させたり、アジュカが教師を再起不能にしたり、ファルビウムが全授業ボイコットしたり、俺がムカツク奴らのプライドをズタズタに引き裂いたり。
うん、碌なことしてないな。
もう来ることがないであろう校舎を眺めながら、感慨にふけっていると、
「鏡夜、一ついいかな?」
ゼクスがやけに真面目な顔で話しかけてきた。
「そんな顔してるときは一つで終わった試しが無いが、なんだゼクス?」
「これから先戦争は起こると思うかい?」
いつの間にかいつもの五人がそろっていたが、ゼクスはそんなことにも気にせず聞いてきた。
「そのことか……、なんで俺なんだ?」
「君の意見を聞いてみたかった、じゃダメかい?」
ほかの三人も同じようにこっちを見ている。
「しょうがない、まず予想だが戦争は3年以内はやくて今年中には起こるだろうな」
「それはなぜだい?」
「第一に各勢力の小競り合いが激しさをましていることだな、しかも回数も増えているし規模もどんどん大きくなっている。第二に戦争景気に入り始めたことだな」
「戦争、景気?」
「武器やら物資やら戦争に必要なものが飛ぶように売れる景気のことだ。特にハルファス家は能力で創った武具を各所に売っているから、そういうのはわかりやすい。その他にもいろいろと理由があるが、おおまかにはこの二つだろうな。たぶん小競り合いがそのまま肥大化していって戦争になるんじゃないか?」
「戦争が起こったとして注意すべきことはあるか?鏡夜」
「今度はアジュカか、まぁこの際だからこたえるが言うまでもなく天使、堕天使の使う光の攻撃は悪魔にとって致命的だ。他にあげるとすれば、他の神話の連中だな」
「他の神話?」
「そうだ、セラ。ギリシャ、北欧を除いた各神話は自分たちが一番という考えの持ち主だから、聖書の神を巻き込んだ戦争い介入するか静観するかで大きく戦争は変わる。それ以外でいうと六大龍王や二天龍みたいな強力なドラゴンだろうな」
「たしかに、面倒……」
「その通りだファルビウム。六大龍王は手を出さなければ大丈夫だろうが二天龍はところ構わず暴れ始めるからな。最悪休戦して三勢力合同で撃退することになるだろう。問題は休戦できたとして、ついさっきまで戦争していた連中と協力できるかどうかなどさまざまな問題がある。注意するとしたらこれぐらいだな」
「そうか、ありがとう」
「まぁ戦争なんて起きないにこしたことはないがな。ほら折角卒業したんだからこんな暗い話してないで街で飯でも食べに行こうぜ」
「賛成☆」
「そうだね行こうか」
「たしかに腹も減ったからな」
「……行くのメンド
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