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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第74話 激戦を終えて………
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とか体は動かせるようになったよ)」

「そうなんだ……まあ今、帰り方をみんなで話してるからもう少し休んでればいいよ」

「ふが〜ふ、ふがふ〜(なるほどな、だったらそうさせてもらうよ)」

「………何で分かるんだ?」

「えっ、分からないの?」

レヴィは謎が多い。







次にやって来たのはシュテルだ。何やら手に良いにおいのする物を持ってきてる。

「レイ、具合はどうですか?」
「ああ、まだ体は痛いが歩けるし、気分も良いよ」

因みにアギトは俺の枕の横にあるクッションで寝ている。
レヴィと盛り上がってたのも理由の一つだが、夜に俺の看病をしていたので疲れたのだろう。

「ん?何か持ってきたのか?」
「あっ、はい。さっき夜天の主と共に作ったクッキーです」

そう言って包みを懐から取り出した。
中から丸や四角のクッキーが出てきた。

「おっ、うまそうだな」
「そうですか?」

シュテルは顔には出さないが嬉しそうだ。

「それじゃあ、いただきます………」

パク。
口に入れた。

……………!?

「………どうですか?」

「………シュテル、これ本当にはやてと一緒に作ったのか?」

「いえ、途中から夜天の主からシャマル先生に教えていただきました」

シャマル先生、命の恩人だけど絶対仕返ししよう。
まあ途中まではやてが教えてたおかげで何とか気絶しなくてすんだ。

それとも毒物に耐性がついたか?

「で、どうでした?」

「取り敢えず、美味しかったけど、今度からは最後まではやてに教わってくれ……」

俺は切に願ったのだった………








「レイ、起きてるか?」

「起きてますか?」

「ああ、ディアとユーリ」

今度やってきたのはディアとユーリ。
まだ調整やらが完全じゃないのでディアと余り離れられないユーリだが、それでも不満はないみたいだ。

って言うか、妹を連れている姉みたいだ。

「傷はどうだ?」

「ああ、もう普通に歩けるよ」

「そうですか………」

ホッとするユーリ。
しかし俺が寝ている内にすっかり馴染んでるな。

まあなのは逹も良い子逹だし、そんなに気にして無かったけど、一応一安心だな。

「あの………」

そう言うと、モジモジしだすユーリ。

「何だ?」

「その………えっと………」
「ほら、しっかり言うのだろ?」
「ディア………はい!」

お礼を言って大きく深呼吸をするユーリ。
そして俺をじぃっと見る。

「えっと………ディア?」

「何だ?」

「俺、何かした?」

「別に何も」

「いや、でもな………」

何かじぃ
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