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インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
クラスの出し物決め
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かし……くっ、ははっ! あいつがコスプレ喫茶? よくもまあ、そこまで変わったものだ」
「やっぱり意外……ですか?」
「それはそうだ。私はあいつの過去を知っている分、おかしくて仕方がないぞ。ふ、ふふっ、あいつがコスプレ喫茶……ははっ!」
「先生、周りが注目しています」

 仏心にそう言った。
 そしてどうやら恥ずかしかったらしく、咳払いして続ける」

「ん、んんっ。―――さて、報告は以上だな?」
「はい。異常です」
「ではこの申請書に必要な機材と使用する食材などを書いておけ。一週間前には出すように。いいな?」
「は、はいっ」

 俺はそれを見ていて歯噛みした。

「織斑、風宮学園祭には各国軍事関係者やIS関連企業など多くの人が来場する。一般人の参加は基本的には不可だが、生徒一人につき一枚配られるチケットで入場できる。渡す相手を考えておけよ」
「あ、はい」
「……………」

 俺の顔つきがおかしかったのか、織斑先生がこっちに腕を引いた。

「とりあえず落ち着け、風宮」
「これが落ち着いていられる状況ですか?」
「だが、あいつはそういう女だ。適当に流しておかなければ身が持たないぞ」

 そう言われるが俺は、

「無理ですね。ああやって本人に無許可で勝手に行動する人間って大っ嫌いなんですよね」

 大体むかつくんだよ。あんな女と美人系美少女で浴衣姿がかなり可愛い簪さんが比べられるって。本当に―――殺したくなる。

「………お前があの女をどう思うが構わないが、束のようにはなるなよ」
「あの狂人と一緒にしないでくださいよ。俺はあなたが思っているほど立場はわきまえているつもりだし、それに―――認められないからってミサイルをハッキングするような人間じゃありません」

 そう言って俺は簡単に挨拶をして外に出た。




 
 ■■■





「織斑先生………」

 少し心配そうに千冬を見ながら真耶は声をかける。

「どうした?」
「いえ。私、怖いんです。いつか風宮君が歴史に残るような大事件を起こしそうで……」
「………そうならないようにするのが私たち教師の役目だろう。少なくとも、ここにいる三年間は、な」

 そう言いつつも千冬は祐人が出ていった扉を見続けていた。
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