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スーパーヒーロー戦記
第24話 偽りの宝玉
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上空へ舞い上がったジュエルシードは眩い閃光を放った後、粉々に砕け散ってしまった。
 だが、その閃光がかがり火となり、地球全土に散らばっていたジュエルシードが一斉に起動してしまったのだ。一斉に起動したジュエルシードは地球全体を薄く無色な謎の結界で覆い尽くしていく。

「な、何だ? 何が起こったというんだ?」
「なのは、今ジュエルシードが全部起動した感覚が…」
「うん! 確かその場所は…あれ?」

 発動した場所を割り出そうとするも、其処で異変に気づく。

「わ、分からない! ジュエルシードの場所が分からない」
「何だって!」
「それだけじゃない、探索魔法が一切反応しない! 何で?」

 明らかに異常事態だった。発動した筈のジュエルシードの反応がしない。一体どういう事なのだろうか。

「本郷、ライダーレーダーならどうだ?」
「……駄目だ、さっきからレーダーが何も映らない。どうやら今の結界はレーダーを完全に遮断する能力を秘めているらしい」

 一難去ってまた一難。新たなピンチがヒーロー達を追い詰めようとしていた。
 そして、これを起に最初の出会いの物語は終わりへと向かっていく事となる。




     つづく
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