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インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
破壊神の名を持つ少女と包帯男
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ら? どこに行くつもりかしら?」

 シヴァがいつの間にか展開した鞭で拘束され、

 ―――ドンッ

 再び捕まっていた場所に戻される。

「な、何するんだよ! 俺は―――」
「助けに行っても、すぐに死ぬのが落ちよ。白式(おもちゃ)を持っていない子どもにはね」

 立ちはだかるシヴァに、一夏は何もできなかった。





 ■■■





「お、お前、何者なんだよ!?」
「名乗る程でもねぇよ」

 そう言って男を蹴り飛ばして気絶させる。

 ―――シュッ

 包帯男の頬に銃弾が掠った。

「お、お前! どうして男なのに、女の味方なんてするんだ!」
「そ、そうだ! 女は、篠ノ之束は俺たちの敵なのに、どうしてなんだ!!」

 男たちはそう訴える。

「………まぁ、篠ノ之束が気に食わねぇのは俺も同じだ。本音を言えばあれは死ぬべきだと思っている」
「だ、だったら何故―――」
「え? 単純にお前たちが狙う相手を間違えているんだよ」

 一人、また一人と男たちを吹き飛ばす。

「今回は政府に―――ひいてはIS委員会に訴えるべきだった。だが、お前たちは実験を理由にIS学園を襲ったのが敗因だ」
「黙れェッ!!」

 ―――ババババババババッ!!!

 無反動のマシンガンが辺り一面から飛んできて、それらが包帯男を襲う。が、それらは全て外れた。すべて―――AIC(アクティブ・イナーシャル・キャンセラー)を全方位に展開して弾丸を止めた。

「お前みたいに女を庇う奴に俺たちの何がわかる!! 俺たちがどれだけ女に虐げられて惨めな思いをしてきたか!!」
「………はぁ。だからその考え自体がおかしいんだって」

 そう言ってマシンガンを大太刀で切断した。

「政府や裁判官が自分の命が惜しいからって『女性優遇制度』を取ったんだから、訴えればいいだろ。まぁ、あらぬ疑いをかけられて嫌だって言うなら国会議事堂とかに核―――もとい爆弾を仕掛ければいいだろうに」

 そう言いながらもその男は内心思っていた。やっぱり腐ってると。

「大体、お前たちは取り返しがきかないことをしているんだぞ。だからほら、さっさと逃げろ。見逃してやるから」

 そう言って欠伸をする包帯男。すると中から批判の声が上がった。

「な、何やってるのよ!! そいつらは犯罪者よ! 何でそれを見逃すとか言えるのよ!」
「そ、そうよ! さっさと捕まえなさいよ!!」

 包帯男は一瞥して―――ため息を吐いた。

「じゃあ、お前らは捕まえるのか?」
「え? そ、そんなの―――無理に決まってるじゃない! 馬鹿じゃないの!」

 それを聞いた包帯男はバスを思いっきり蹴った。
 その衝撃に驚いた女子た
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