第十話 バカとテストと仮面ライダーその七
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「何か来てだよ」
「それ誰ですか」
「何かかなり背の高い人達ばかりだったよ」
明久は自分の席に座りながら瑞希に述べた。
「殆どの人が雄二位だったかな」
「それはかなり高い・・・・・・」
「うん。如何にも格闘技してるっていうかそんな感じの人達だったよ。中には鉄人より怖そうなのもいたし」
「誰、それ・・・・・・」
ムッツリーニも話を聞いて首を少し捻る。
「鉄人より怖そう」
「とにかくそういう人達が来てたよ」
こう話す明久だった。
「一体何なのかな」
「さてな。少なくとも今は何とも言えないな」
雄二も判断材料が少なくはっきりとしたことは言えなかった。
しかしだ。このことは言えたのだった。
「だが今はクラス一つ一つでは駄目だ」
「全部のクラスを合わせてじゃな」
「連中に対抗するしかないわね」
「ああ、結局はな」
秀吉と美波に話してだった。雄二はまずは戦略を練っていた。そうしたのである。
皺のある顔に薄茶色の長い髪のややきつめの顔のスーツとズボンの女にだ。天道達は会っていた。そうして彼女に話すのだった。
「少しこの世界について調べさせてもらったが」
「何だってんだい?それで」
「この世界にワームが来ているな」
天道はこうだ。自分の前にいる文月学園の校長に話したのである。彼等は今は校長室にいる。その広く独特な機能性を見せている部屋にだ。
そのうえでだ。校長室に立っている校長に話したのである。
「そしてネイティブが」
「ワームやネイティブってのは知らないがね」
校長はまずはそうした者達は知らないと述べた。
それからだ。こう言ったのである。
「今この学園全体にちょっかいをかけてる緑の化け物達がいるがね」
「それだ」
矢車がまさにそれだと言った。
「その連中だ」
「あの連中の名前がワームだってのかい」
「そしてネイティブだ」
矢車はまた校長に言った。
「まさにその連中だ」
「成程ね。あの連中には違いがあったんだね」
「そうなった経緯が違うだけで大体同じ存在だ」
天道は校長にわかりやすく話した。
「そこから脱皮だな。それをしてだ」
「別の姿になるんだね。色々な生き物と人間を合わせた形の」
「それも知っていたか」
「あたしも何度も戦ってるからね」
校長は不敵な笑みを見せて天道に話す。
「よく知ってるさ」
「そうか。では今この学園はかなりか」
「ああ、戦争だよ」
最早そうした状況だというのだ。校長はこう話す間も不敵な笑みを崩さない。
「まさにね」
「なら話は早いな」
「そうだね。それであんた達はあれだね」
「そうだ。奴等と戦ってきた」
その通りだとだ。天道は話した。
「もっとも俺達の世界ではそちらの戦い方ではなく実際に拳を交えてきたが
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