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虚数迷宮は混沌過ぎる

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ば心無き人間ならどうするだろうか?

簡単である。

クリアは裏に売られてしまった。

売られたクリアは裏世界でもトップに立つ暗殺者の元で一般的知識や裏世界の知識、銃やナイフの使い方、身体捌き、等々を叩き込まれた。

初めから喜怒哀楽など無かったクリアは片っ端から知識や業を呑み込み、数年で裏世界でもボスの後継者と恐れられた。

そんなある日、ある富豪を暗殺した帰り、たまたまTSU○YAが目に入りあるDVDを借りた。

そのDVDが魔法少女リリカルなのは。

自由に空を飛び回り、友達が出来て、色々な世界を見れる夢のような物語。

憧れた。そんな自由な世界。

憎んだ。自分が持つ力に危険性を抱かない者達に。

そして………転生の日がやってきた。

大規模テロが勃発し、その首魁を暗殺する依頼を受けクリアは首魁が潜む超高層ビルへと侵入した。

そのまま最上階の首魁がいる部屋の屋根裏へと這いずり腰から抜き放った銃で撃とうと構えた瞬間、部屋にいた首魁が放ったマシンガンがクリアを貫いた。

そう、初めからバレていたのだ。

そのまま天井裏からずり落ちたクリアは首魁に頭を踏まれ、弾が無くなるまで蹂躙される。

そうして13という若さで死んだクリアに神が転生を促し、中二要素を知らないクリアは困惑。

そんなクリアに授けた能力は家事万能メイドと『虚数迷宮』である。

この『虚数迷宮』を攻略して行けば行く程に能力をゲット出来ると言うダンジョン型チート能力であった。

こうして転生を果たしたクリアは待たしても生まれに幸せは無かった。

生まれは魔法文化のあるミッドチルダに似た第7管理世界『ベルリアル』の王家に産まれたクリア。

だがこの時もアルビノで産まれたのである。

ベルリアルでは白髪の子供は悪魔の子とされ、産まれたばかりのクリアはそのまま王家に伝わりしロストロギア『クリア』による力で虚数空間に違法放棄された。

流れ着いた先は伝説とされお伽噺な世界『アルハザード』。

そこでクリアを待っていたのはガイノイドのメイドであった。
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