暁 〜小説投稿サイト〜
IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光
月方 劾 大決心!夜空に咲け、蒼穹の花束!!
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慧音から貰ったんだよな。月方 劾。慧音の変身のキーでもある月を苗字にしてくれたんだよな」

二人は昔話をしていくうちに緊張がほぐれていったのか、どんどん昔話に華を咲かせていく。そして二人は笑みを浮かべ続けて、話し続けていた。そして、劾はポケットに入っている物を握って、覚悟を決めた。

「慧音、話があるって言ったよな?」
「そうだったな、昔話に夢中になってしまっていたな」

劾は収納空間から蒼い薔薇の花束を取り出して、膝を付いて慧音に差し出した。慧音はえ?っと混乱したような顔になってしまう

「慧音、俺は貴方が好きだ。俺は貴方がいないと生きていけない、だから慧音。俺と付き合ってください」
「え!?へ!?な!?ちょ、ちょっと待ってくれ劾!!!ええええ!!!??」

慧音は完全に混乱してしまい、何がどうしてこんな状況になったのか全く理解出来ないようだ。劾は唯、ずっと慧音を見つめ続けている。その瞳を見て慧音は顔を赤くしながら、恥ずかしる様に顔に手をやりながら劾に問いかけた

「わ、私は・・・半獣なんだぞ・・・?人間ではない」
「それでも構わない」
「そ、それに以前変身した時にお前に大きな迷惑をかけてしまったし・・・」
「あれはあれで慧音の魅力をまた一つ知れたよ」
「そ、それに・・・」

慧音は必死に自分の駄目と思っている部分を次々とあげて、劾を諦めさせようとするが、劾はその部分を含めて慧音を好きだという。慧音は遂に涙を流し始めた

「そ、それに・・・ヒック・・・本当に私なんかで良いのか・・・?」
「貴方じゃないと駄目なんだ」
「他にも良い女なんて幾らでも・・・グスッ」
「貴方より魅力的な女性なんて俺には考えられません」
「ほ、本当に私で良いのか・・・?」
「貴方じゃないと駄目だ」

慧音は涙ながら花束を受け取った。そして

「私なんかで良ければ・・・これから宜しくお願いします・・・」
「では、さっき俺が言葉を訂正させてください」

劾は立ち上がりながら、ポケットの中に入っている物を取り出した。それは小さな箱で、劾はその箱を開けると・・・そこには大きめのダイヤモンドが付いてる指輪だった

「俺は貴方を、上白沢 慧音を愛しています。結婚してください」
「!!」

その瞬間、慧音は劾に飛びつくように抱きついた。劾は指輪を落とさないように慧音を受け止めた。

「劾・・・嬉しい・・・私も貴方を愛してるよ・・・」
「慧音・・・」

慧音は涙を流しながら嬉しそうに笑っていた。劾も笑った。そして2人は見つめあい・・・そのまま
2人の顔の距離はゼロとなり、唇を重ねた。
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