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スーパーヒーロー戦記
第8話 もう一人の魔法少女
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突然自分を指されたので思わず自分を指差した。
何せ指名されるなど思ってもいなかったのだから。

「なのはが? 一体何で?」
「それは、貴方が使ってるインテリジェントデバイスの事と、貴方が集めているロストロギアについてです」
「ロストロギア? それってもしかしてジュエルシードの事ですか?」

イデが鋭く尋ねる。
それにリンディは頷いた。
だが、隣でアラシは首を傾げていた。

「ロスト何チャラだのジュエルシードだの、俺はどうもそう言った難しい単語は苦手だ」

どうやらアラシには理解するのは難しいようだ。
そんなアラシは放っておき会話は続いた。

「それで、貴方はそのジュエルシードの捜索をしているみたいだけど、それは一体何故?」
「えっと、頼まれたんです」
「すみません、僕から説明します」

答えに渋るなのはに代わりユーノが説明を行った。
彼がジュエルシードを見つけた経緯。
輸送中に謎の事故により殆どのジュエルシードが地球に散らばってしまった事。
それを集めようと向かったは良かったが力が足りずなのはに協力を申し出た事。
その後の事も全て話した。

「成る程ね、自分で起こしてしまった事件を自分の手で解決しようとしたのね。偉いわ」
「い、いえ…それ程では」
「でも、同時に無謀でもあるわ。何故、事前に私達に通報しなかったの? 貴方一人ではどうしようもない事位分かってたんじゃないの?」
「す、すみません」

今度はユーノが更に小さくなってしまった。
体がフェレットなだけに更に小さく見える。
そんなユーノを見てリンディは軽く溜息を吐く。

「それより、そろそろ元の姿に戻ったらどう? 何時までもその姿じゃ窮屈でしょ?」
「へっ? 元の姿」
「何言ってるんだよリンディさん。ユーノは元々フェレットだったんじゃねぇの?」

なのはが甲児が不思議そうに尋ねる中、ユーノの体を閃光が包み込む。
そして、彼の姿が瞬く間に人間の少年に変わったのだ。
金髪に奇妙な柄の入った服を着てマントを羽織った少年であった。

「ふぅ、なのはにこの姿を見せるのは久しぶりだね」
「ゆゆゆ、ユーノ君がぁぁぁ!」
「おおお、お前人間だったのかああぁぁぁ!」

振り向いたユーノの先では仰天して腰を抜かした甲児となのはが居た。
幾ら何でも驚き過ぎでは?

「あ、あれ? 僕前にこの姿見せてなかったっけ?」
「見せてないよ! 最初からフェレットだったよぉ!」
「お、お前! どうやって変身したんだよ!」

どうやらお互い意志の疎通が出来てなかったようだ。

「ふむ、まぁ君達の事は後で思う存分話してもらうとして、それでリンディ艦長。私達を此処に連れてきた目的とは?」

驚く三人をとりあえず置いておいて、ムラマ
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