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金木犀の許嫁
第十五話 真田家の人その一

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               第十五話  真田家の人 
 白華からその話を家で聞いてだ、真昼は思い出した様に言った。
「ああ、そういえばね」
「はい、前にお話していましたね」
「こちらに真田家の人が来られて」
「居候されます」
「そうだったわね」
「何でも一人暮らしをです」
 白華は真昼に話した。
「お考えでしたが」
「そうだったの」
「父さんと母さんがです」
 白華と佐京の両親がというのだ。
「どうせならとです」
「こちらになのね」
「住まれてはとです」
 その様にというのだ。
「提案しまして」
「それでなのね」
「こちらにです」
「入られることになったの」
「随分とです」
 白華はさらに話した。
「一人暮らしをされたかったそうですが」
「気楽だから?」
「何でも迷惑になるとです」
「誰かの家に入ったら」
「そうお考えだった様で」
 それでというのだ。
「望まれていたそうですが」
「それをなのね」
「そうなりました」
「成程ね」
「それで今度の金曜の夜にです」
「うちに来られて」
「そしてです」
 そのうえでというのだ。
「一室空いていますので」
「そちらに入られて」
「暮らされます」
「これからは五人ね」
「はい、とても謙虚で穏やかな方で」
 白華はその人の性格のことも話した。
「紳士です」
「そうした方なのね」
「真面目で」
 そうでもあってというのだ。
「もう欠点はです」
「ないの」
「いえ、何でもかなり世間ずれしているところが」
「おありなの」
「そうらしくて」
 その為にというのだ。
「父様も母様も他の十勇士のお家の方々も」
「一人暮らしはなのね」
「よくないとです」
 その様にというのだ。
「考えまして」
「それでなのね」
「我が家にです」
 この家にというのだ。
「そうなりました」
「そうなのね」
「それでいいですね」
「私は最初から何も言ってないでしょ」
 真昼はこう答えた。
「そうだったでしょ」
「夜空さんもですね」
「一緒に住む様になることもね」
 このこともというのだ。
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