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「空娘」空を守るもの
第7話 スカイブルー 【提督視点】

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2人が行ってからはや20分。
静かな静寂が鎮守府を包み込む。
俺は作戦の進捗の報告を待っていがら、周辺の地図を見ていた。
俺は祖父から教わったことがある。困っている時は全てを見て見ればいい、とか、
案外本当にそうなのかもしれない。
こうしてみると、ほんとに深海棲艦の目的はどこにあるのか、
分からなくなってきた。
「この時計は、母の形見だな。」
俺は、この前の空襲の時、母をなくした。
あの後東京はかなりのダメージを受けたそうだ。
そのため、日本の中核部は長野に移動。
「…」
『あとは任せたぞ。』
そうお父さんに言われた言葉が頭をかする。
「すこし、散歩してみよう。」
俺は、昔から航空機を見るのが好きだった。
航空ファンってやつだ。
俺はいつも、空を見上げていた。
空っていうのは、面白うい顔を見せるものだ。
俺は幼い頃は、羽田空港に飛行機を見に行ってたらしい。
そういや、何故、敵艦隊は
「作戦完了しました」
え?いやいやいやいやいくらなんでも早過ぎないか!?
あくまで敵艦隊に損害を与えるくらいだと思ってたのだけど
いくらミサイルでもそこまでやれるのか!?
後でリブリーフィングを行おう。
「うむ。対空砲に気をつけながら帰投せよ。」
うーむ。無論、いい事ばかりではなく課題も多い。
1番の課題は、俺自身が艦娘の能力を正確に把握出来てないことだ。他にも、
今回のようなしっかり作戦を立てれず、ブリーフィングすら行なえなかったことだ。
いくら時間がなかったとて、直感で近海に行かせたのは、索敵と攻撃、一緒に行うことは負荷がかなりかかるだろう。
今回は良かったが、また別に日本海側から責められた時は、丸裸の沖縄本島に上陸し、敵の総攻撃を受けていたかもしれない。
……とにかく、次の戦いがどこで、いつ起こるか分からないがその時までに、俺自身ができる最大の配慮をしよう。
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大本営発表
本日ノ戦果
沖縄沿海ニテ中規模ノ深海棲艦撃破確認
サレドモ敵ノ大侵攻ノ予兆アリ
今後ハ警戒セヨ

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