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夢幻水滸伝
第三百四十五話 ニューメキシコ州侵攻その六
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「ほなな」
「はい、それならですね」
「それぞれの街や村を攻めますが」
「やはり降ればそれでよしで」
「戦うならばですね」
「戦力を集中させてな」
 自分達十万の兵のというのだ。
「攻めるで」
「わかりました」
「敵は分散していますがこちらは集中させ」
「そうして攻めていく」
「そうしますね」
「今はな、ただオコナーもアホやない」
 ホイットマンはこのこともわかっていた、彼のことを決して侮ってはおらずそのうえで戦略と仙術を考えているのだ。
「戦力の分散は絶対に避けなあかん」
「それならですね」
「街や村の戦力を集結させてこられますね」
「その様にされますね」
「そうしてくるわ、多くの街や村の守りを放棄してもな」
 例えそうしてもというのだ。
「戦には勝たなあかん」
「だからですね」
「この度はそうされますね」
「戦力を集結させ」
「我々に向かってきますね」
「そうしてくる、しかし戦力を集結させんのも戦や」
 ホイットマンは強い声で述べた。
「そやからな」
「この度はですね」
「そうして戦いますね」
「敵が戦力を集結させる前に叩く」
「各個撃破や、その為に戦力を分断させる為に」
 敵のというのだ。
「州の中央を街道を利用してな」
「突き進む」
「リオ=グランデ川までですね」
「そうして敵を分断して」
「そこからですね」
「まずは北や」
 ニューメキシコ州西部のというのだ。
「そちらの街や村をや」
「攻めていく」
「使者を送り降ることを勧め」
「降らないなら軍を送り攻める」
「そうしていきますね」
「そうするで、ほなまずは横断や」
 リオ=グランデ川までとだ、こう言ってだった。
 ホイットマンは戦力を東に向かわせた、既にこちらに降っているギャラップとグランツを通る道をだ。
 ひたすら進みその途中の街や村に使者を送り降し降らない場合は即刻攻め落とした、そうしてアルバカーキの前にまでだった。
 軍を進めた、そのうえで言った。
「ほなロスアラモスを中心としたな」
「州北西部の攻略ですね」
「それにかかりますね」
「これより」
「勿論守りは置く」
 これまで掌握した地域のそれはというのだ。
「ギャラップやグランツを中心にな」
「そうしてですね」
「残る戦力で北西部の掌握ですね」
「それにかかりますね」
「そうするで、守りには二万置いて」
 十万のうちのというのだ。
「そしてや」
「残る八万」
「それで攻めていきますか」
「そうされるのですね」
「そうするで、勿論おいらが率いてな」
 自らそうしてというのだ。
「攻めるで、ただリオ=グランデ川の水運はな」
「敵の手にありますね」
「水軍も僅かですが見られます」
「こちらはないですが」
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