第二幕その六
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「今度はね」
「おばさんとおじさんがなのね」
「あんな美味しいもの出せないかも知れないけれど」
それでもというのです。
「私達だってね」
「おもてなししてくれるのね」
「そうさせてもらうから」
それでというのです。
「楽しみにしておいてくれるかしら」
「わかったわ」
ドロシーはおばさんに笑顔で答えました。
「それじゃあね」
「ええ、またね」
「待っているわね」
「詳しい日時が決まったらまた連絡するわね」
ドロシーはおばさんににこりと笑ってこう言ってでした。
スマートフォンを切りました、そうしてから皆に対してとても明るい表情でおばさんとのやり取りのことをお話しました。
するとです、トトが最初に言いました。
「楽しみだね」
「そうよね、お二人がどんなおもてなししてくれるか」
「そうだよね」
「農家だからね」
「きっと農作物を使ったね」
「素敵なおもてなしよ」
「そうなるね」
「それが楽しみよ」
「さて、どんなのかな」
モジャボロも楽しみにしている感じです。
「今からうきうきしているよ、僕は」
「全くだよ、お二人のおもてなしがどんなものか」
教授も言います。
「期待で胸が一杯だよ」
「いい学問にもなるかな」
「実はあの村の文化も独特なんだよ」
教授はモジャボロに左手の人差し指を立ててお話します。
「これが」
「そうなんだね」
「だからだよ」
その為にというのです。
「私はあの村に行くことも楽しみだよ」
「それぞれの村にも文化があるね」
「うん、それを学ぶのもだよ」
「楽しいんだね」
「そう、しかもお二人はドロシー王女のご家族で」
教授はお二人のこともお話しました。
「そしてだよ」
「それに加えてだね」
「極めて好人物だから」
それ故にというのです。
「そのお二方とお会いして」
「おもてなしを受けることは」
「どれだけ素晴らしいことか」
「僕の弟も一緒だし」
「皆で期待して」
「そして楽しませてもらおうね」
「是非共」
本当に楽しそうに言う教授でした。
「そうさせてもらおう」
「それではね」
「そういえば僕達はあまりお二人とお話したことがないね」
臆病ライオンはこのことに気付きました。
「オズの国の色々な人とお友達だけれど」
「そうだね」
腹ペコタイガーは臆病ライオンの言葉に頷きました。
「ドロシーの大切なご家族なのに」
「宮殿におられないこともあるけれど」
「それでもだよね」
「お二人とはね」
「あまりお話したことがないし」
「前にご一緒させてもらった時みたいに」
「今回もね」
まさにというのでした。
「ご一緒させてもらって」
「楽しくお話してね」
「美味しいものも食べて」
「親睦を
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