第3話 海岸拾い 【提督視点】
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「ていとくさん!またあったのです!」
「ああ、またあったな、妖精さん。」
「ばいたいはありますか?」
「だいぶ苦労したけどな。」
数時間前
「全然ありませんねぇ…」
「ここら辺は嘉手納基地が近いからあると思うんだけどなぁ」
数時間前、俺はラプターと一緒に製造に必要の媒体を探していた。
トリイビーチと地図では表記されている。全然見つからない。
でも嘉手納基地沿いに吹いてくる海風はとても気持ちいい。
これが夢ではないということを実感する。
沿岸は最近の深海棲艦の影響で掃除などはされていない。だから多くあると思ったんだがな…
ちなみにラプターのおかげで未確認生物を深海棲艦ということを知った。
「これ、媒体かな。」
「流石提督です!これはF15J先輩の増槽タンクです!」
「F15Jって、あの航空自衛隊の?」
「はい!F15JのJはJAPANのJです!」
あまり分からないのだが、F15Jの増槽タンクの1部ってことは分かる。
まず、F15とはなんだ?F15Jも聞いたことがあるだけだ。何かしらアメリカ空軍とかとも
関係あるかもな。でも、先輩と言ってたかんじ、あまり強そうではなさそうだ。
「他に媒体はないか?」
「?」
「出来れば強い方がいい。」
「…」
F15本体が分からない状態では、F15Jがどのくらい強いのかすら分からない。
ここはF22が自分で媒体を選んでもらった方がいいと思う。
だんだんと黙り込んでしまったF22を見ていると、不安になってくる…
「ないことはありません」
「本当か?」
「はぃぃぃ…」
ちょっと嫌そうな、不貞腐れた表情をしてながらも、右主翼付近から何かを取り出した。
それを俺は受け取り、よく見て見た。
「su-35?いや、27?」
スホーイってことはロシアの戦闘機か?俺、ロシアの戦闘機だけは覚えてるんだよな。
航空ショーを見に行った時のコブラ起動やクルビットみたいな起動は凄かった。
「まさかあのsu-27か?!」
「はぃッ…あのsu-27です…」
確信した。あのスホーイなら打撃力がある。さっきも言ったが、俺はロシアの航空ショーで実物を見たことがある。
F22はやはりロシアを嫌いのは仕方ないか…
「よし、これにしよう」
「…」
「早速建造するぞ、善は急げというしな。」
「…分かりました」
F22は不満そうだが、仕方ない。
鎮守府到着
「ありがとう。F22。F22のおかげでこの鎮守府は成り立ってる。」
「私は大丈夫ですよ!提督のお側にいるだけで十分です!」
油断してた。完全にすれ違った。
これじゃあ俺がただ恥ずかしがってただけじゃあねぇぇかぁ!
なんかもう冷静になってきた。
「行こう。」
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