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星河の覇皇
第八十六部第二章 教育改革その四十九

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「それ位だけれどな」
「周りの国と比べるとな」
「小さいよな」
「タイやベトナムはカンボジアの十倍以上の人口でな」
「持ってる星の数も全く違ってな」
 そしてとだ、友人は話した。
「国力もな」
「段違いだな」
「そんな国だからな」
「連合の中でどう生きるか、か」
「連合のマイナー国家は悲惨だろ」
「大国の影に隠れてな」
「何かあると脅されるしな」
 その大国達にだ、所謂小国の悲哀は連合においても顕著であり国は滅びないが埋没しない為に苦労しているのだ。
「しんどいだろ」
「カンボジアも脅されるしな」
「何度アメリカや中国に脅された?」
「タイやベトナムにもな」
「大国は脅してくるな」
「人口や国力をバックにな」 
 大学生はこの現実を話に出した。
「そうしてくるな」
「その大国にどう対するか」
「連合の中でな」
「正直辛いだろ」
「ああ、カンボジアはまだましでもな」
 連合の中で中程度の国家でというのだ。
「それでも辛いことは辛いな」
「その状況をどう打破するか」
「それが問題か」
「他の小国と仲良くしてもいいけれどな」
「カンボジア自身が強くなることか」
「確かに人口は少なくて持ってる星は少ないけれどな」
 それでもというのだ。
「星は豊かな星が多いだろ」
「農業に向いていて資源も豊富なな」
「そうした星が多いしな」
「豊かになろうと思えばか」
「なれる国なんだ」
 それでというのだ。
「俺達だってな」
「強くなることか」
「カンボジアもな、さもないとな」
「このままか」
「小国のままだよ」
 そうなるというのだ。
「ずっとな」
「それで連合の中に埋没してか」
「マイナー国家でな」
「大国に脅されてか」
「苦しいままだよ」
「だからか」
「ああ、人口増やしてな」
 そうしてというのだ。
「産業だってな」
「発展させていくか」
「それが出来るしな」
「可能だからか」
「もうな」
 それならというのだ。
「発展させていかないとな」
「そういうことなんだな」
「もっともっと大きくなって」
「大国になってか」
「豊かにならないとな」
 こうした話をした、だが。
 ここでだ、チャイムが鳴り二人はそれぞれの講義に向かった。それで話が終わった。だが動画ではまだ終わらず。
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