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八条学園騒動記
第七百四十六話 ベーグルその四

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「まさにです」
「そうした感じで」
「それで、ですね」
「甘いものも程々に、まさにです」
 それこそというのだ。
「美食と飽食に溺れたなら」
「堕落であって」
 アンはベーグルを食べつつ言った。
「ソドムやゴモラと同じですね」
「そうです、堕落であり」 
 ラビの人は厳粛な声で話した。
「悪徳です」
「そうですよね」
「ですから」
「腹八分ですね」
「それが理想です、ですが残してです」 
 そうしてというのだ。
「捨てるよりは」
「食べる方がいいですね」
「そして今の我が国は」
「イスラエルは」
「食べるものが余っています」
「ペットにご飯をあげて」
「家畜を肥え太らせてもです」
 そうもしてもというのだ。
「まだです」
「余りますね」
「生産量が上がっているので」 
 食物のそれがというのだ。
「ですから」
「それで、ですね」
「人が多く食べ」
「残さない様にしていますね」
「ですから常にです」
「私達も満腹ですね」
「そうです、大食も罪ですが」
 そうであるがというのだ。
「残すことはです」
「より悪いことですね」
「食べものを粗末にしてはいけません」
 決してというのだ。
「例えば卵の黄身を用いますが」
「白身もですね」
「そのまま捨ててはいけません」
 絶対にというのだ。
「白身もです」
「食べないといけないですね」
「白身だけで焼きましても」
「食べられますね」
「格闘家の方々はです」
 イスラエルにもいる彼等がというのだ。
「よく召し上がられますし」
「だからですね」
「決してです」
「卵の白身もですね」
「逆に白身を用いても」
「黄身を捨てたらいけないですね」
「そうです、捨ててはです」
 食べものをというのだ。
「非常にです」
「残念なことで」
「無駄、悪徳の極みなので」
「残さずに食べることですね」
「その為我が国ではです」
「皆いつもお腹一杯ですね」
「そうなっています」
 こう話すのだった。
「流石に今はカロリー計算された食事なので」
「太らないですが」
「それでもです」
「食べ過ぎですね」
「大食が罪であることを考えますと」
 この観点からそうしてみると、というのだ。
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