第十話 東京だけでなくその三
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マーベラスは仲間達にだ、皆が集まったところで言った。
「東京に山だけでなくてな」
「他の場所にもかな」
「そうだ、他の街にもだ」
アラタに答えて話した。
「創作の手を拡していくぞ」
「そうするんだね」
「東京はかなり探していてな」
「あと少しだね」
「勿論まだ探し続けるが」
東京においてもというのだ。
「しかしだ」
「東京以外の街も探していくんだね」
「横浜、それに関東だけでなくな」
「大阪とか？」
速見がここで言ってきた。
「あちらとか？」
「そうだ、ああした街にもな」
マーベラスはまさにと答えた。
「行くぞ」
「そうして探していくのね」
「日本の主な街でな」
「そうね、東京や何処かの山以外のところにもいるかも知れないし」
アムもそれはとなった。
「そうだとね」
「他の街もだ」
「そうしていったらいいわね」
「そうだな」
風切はマーベラスの言葉に確かな顔で頷いた。
「ここはな」
「そうすべきだな」
「いい頃だ、ならそれぞれだ」
「東京以外の街にも行くぞ」
「そしてドクターマンを探すか」
「よし、じゃあこれから誰が何処に行くか決めようか」
加藤はそれならとすぐに言った。
「ここで」
「そうだよな、割り当てはしないとな」
伊賀崎は加藤のその言葉に頷いた。
「駄目だしな」
「そうだとな」
「ここはな」
「そうして探していこう」
「それぞれのチームでどの街に行くか決めてな」
「そして探そう」
こう話してだった。
戦隊の面々はそれぞれがどの街に行くかを話した、そのうえでドクターマンを日本各地で探していくことにした。
キョウリュウジャーの面々は名古屋に来た、それでその街でドクターマンを探すが。
「ううむ、どうもでござる」
「今のところだけれどな」
桐生が空蝉丸に応えて言った。
「いない感じがするな」
「そうでござるな」
「どうもな」
ヨーグルトも言った。
「ドクターマンがいる感じはな」
「少なくともこの辺りにはないよな」
「そうだな」
桐生に応えた。
「名古屋でもな」
「工場の方に行かない？」
太風館はこう提案した。
「それなら」
「それがいいか」
桐生もそれならと応えた。
「今は」
「うん、ここにはいないみたいだしね」
「名古屋って言っても広いね」
有働は今このことを実感していた。
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