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星河の覇皇
第八十六部第二章 教育改革その二十七

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「我が国は確かに大きな国だが」
「連合の中でも」
「大国ではありますね」
「そのことは事実ですね」
「紛れもなく」
「しかしだ」
 それでもというのだ。
「六大国と比べるとな」
「どうしてもですね」
「劣りますね」
「あの国々と比べると」
「どうしても」
「そうだ、あの六大国はだ」
 日米中露にトルコとブラジルを合わせた六国はというのだ、連合の中ではとりわけ大きな国々であるのだ。
「連合の中でもだ」
「突出しています」
「大国の中の大国です」
「超大国とさえ言っていいです」
「人口も多く産業も盛んで」
「総生産も高い、しかしだ」
 ガラサはさらに言った。
「我々もだ」
「発展に努めれば」
「そうすればですね」
「六大国に肩を並べますね」
「そうした国になりますね」
「だからだ」
 それ故にというのだ。
「我々もだ」
「是非ですね」
「発展させ」
「そしてですね」
「そのうえで、ですね」
「あの六国に並ぶ、こう言っている国は他にもあるがな」
 代表的な国として韓国が存在している、この国は兎に角日本を超えようとあらゆることに力を注いでいる。
「しかしだ」
「首相としては」
「我が国をですね」
「六大国に並ぶ国にしたい」
「そうなのですね」
「豊かな国を目指すことは当然だろう」 
 ガラサは言った。
「国家として、そしてだ」
「政治家としては」
「確かに当然ですね」
「政治家の仕事は国益をもたらすことです」
「国益を手に入れると国は豊かになる」
「そうなりますから」
「だからだ」
 それ故にというのだ。
「私もだ」
「メキシコを豊かにされ」
「大国にされたいのですね」
「六大国の様に」
「そうされたいのですね」
「そうだ、国益を求めない政治家なぞだ」
 こうした政治家も存在しているのが世の常だ、私利私欲のみであったり中には他国の利益の為に動く様な輩もいる。
「存在価値がない」
「全くですね」
「その様な政治家は」
「公務員ならばです」
「国家の為に働かねばなりません」
「その所属の」
「軍人は国を守る為にいる」
 彼等はというのだ。
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