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星河の覇皇
第八十六部第二章 教育改革その二十六

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「その過疎地の有様も見てきた」
「だからですか」
「余計に思われることですか」
「首相としては」
「普通の農村は問題はないが」
 医師がいるというのだ。
「総合病院もあったりする、しかしな」
「過疎地になりますと」
「どうしてもですね」
「人が少なく」
「インフラも不十分で」
「医師もいないですね」
「警官がいてもだ」 
 それでもというのだ、過疎地では治安の問題もある。そちらは駐在所を置いてそこに警官を常駐させているのだ。
 だが医師はというと。
「医療についてはな」
「警官と違いますね」
「医師は医師免許が必要です」
「医師免許を持っている医師は警官より少ないです」
「そしてどうしても人口が集中していますと」
「そこに医師も集中する、患者も多くなるからな」
 人が多いと、というのだ。
「そうなってしまう」
「左様ですね」
「逆に過疎地ではですね」
「人が少ないので」
「医師も少なく」
「最悪一人もいない」
「そうなっている、公務員としての医師を派遣してだ」
 政府若しくは地方自治体の予算でだ。
「そうしてだ」
「そのうえで、ですね」
「過疎地の医療体制を万全にする」
「そうされたいのですね」
「首相としては」
「今以上にな、他の医療問題についてもな」
 こちらでもというのだ。
「考え、政策があるからな」
「実現されたいですね」
「そうしたことも」
「そして我が国の医療を今以上によくする」
「そうされたいのですね」
「そう考えている、だが大統領になるには」
 一国の国家元首として充分な指導力を備えて自身がそうしたいという様な政治を行って国をよくするにはというのだ。
「私はだ」
「指導力が足りない」
「そう考えておられて」
「それで、ですか」
「今は学ばれますか」
「キロモト大統領を見られて」
「そうしたい、是非な」
 まさにというのだ。
「キロモト大統領は敵でもあるが」
「各国の権限拡大については」
「そうなっていますね」
「今中央政府と各国政府た対立しています」
「そちらのことについては」
「だが教育の件では味方でだ」
 それでというのだ。
「そしてだ」
「そうしてですね」
「そのことをしっかりと学ばれて」
「そのうえで、ですね」
「指導力を備えられる」
「そうされますね」
「そうしたい、それと思うことは」
 ガラサはさらに話した。
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