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星河の覇皇
第八十六部第二章 教育改革その十八

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「紛れもなく」
「個人の自由を尊重しています」
「国家が強く強制しない」
「そうした国です」
「紛れもなく」
「その連合としてです」 
 国家の強制力が然程強くない国家として、というのだ。
「教育をしていきましょう」
「左様ですね」
「そして連合を強大な国にしますね」
「今以上に」
「教育の内容を検証し」
「改善点を改善していきますね」
「そうしていきましょう、無限の開拓地は星だけではありません」
 連合でよく言われるこの国の財産のことも話した、連合の富は広大な銀河系の何千億もっと言えば兆はある星から得られるものなのだ。
「人もです」
「開拓されますね」
「優秀な人材を育てられる」
「そして再開発も出来ますね」
「そちらも」
「教育は十代二十代だけでなく」
 その年代で終わらずというのだ。
「一生涯のものです」
「生涯学習です」 
 伊東がここでこの言葉を出した。
「まさに」
「左様ですね」
「はい、教育は若い世代だけでなく」
「成長してからもです」
「人間の成長はしようと思えば」
「生涯です」
「ですから」
 それでというのだ。
「まさにです」
「生涯学習ですね」
「ギルフォード総統もそう言っていますし」
「まさに教育は生涯ですね」
「七十代でもです」
 この年代でもというのだ。
「かつては古稀と言われ」
「かなりの高齢でしたね」
「今も定年がです」
 八十歳定年の時代と言われているのがこの時代の連合だ。
「それがです」
「見えてきますね」
「はい、ですが」
「その七十代でもですね」
「そして八十代でも」
 つまり定年してもというのだ。
「それでもです」
「まだ学べますね」
「人は」
「曹操は五十代でもよく書を読んでいたといいます」
 李は自国の三国時代の英傑の話をした。
「人間五十年と言われた時代でも」
「そしてさらにでしたね」
「成長しようとしていました」
「当時は死が近いという年齢でも」
「そうでした」
「ならばですね」
「やはり教育はです」
 これはというのだ。
「生涯です」
「そうなりますね」
「私もそう思います」
 こうキロモトに話した。
「まさに教育はです」
「生涯のものですね」
「そう思います」
「二十代で学び終えるとなると」
 マックリーフも言ってきた。
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