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星河の覇皇
第八十六部第一章 貴族達の嘲笑その七十六

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「我々のことは放っておいてです」
「彼等で争ってか」
「それに専念しだしてです」
「我々に仕掛けることはだな」
「していません、カルト教団を操ることも」
「していないな」
「はい」
 まさにというのだ。
「あの国は」
「それは何よりだ、ではだ」
「連合のことは気にしないで」
「彼等にあたってくれ」
「そうさせてもらいます」
「それではな、しかしあの国は常だな」
 ギルフォードはその連合のことも話した。
「中で互いに争う」
「もう常ですね」
「あの国はな、そしてその間にだ」
「我々としては」
「カルト教団を潰し」
 そのうえでというのだ。
「内の憂いをなくし」
「発展もですね」
「し続ける、技術はマウリアからだ」
「譲り受けてですね」
「そしてだ」 
 そのうえでというのだ。
「自分達でもだ」
「発展させますね」
「そうする、そしてだ」
「力をつけていく」
「そうしていく、徐々にでもな」
「連合を超えますね」
「あと人口だが」
 ギルフォードはこちらの話もした。
「政策は軌道に乗るな」
「はい、出生率がです」
「上昇していっているな」
「そうなっています、このままです」
「さらに上がっていくな」
「そしてです」
「増えていくな、百年後には二倍つまり二千億はだ」
「欲しいですね」
「それだけの人口がいれば」
 まさにというのだ。
「さらに増えていってな」
「二倍が四倍になり」
「四倍が八倍になりな」
 そうしてというのだ。
「増加が止まらなくなる」
「そしてそれと共に国力も備えていく」
「やはり人口は国力だ」
「まさにそうですね」
「非常に大きな要素だ」
 国力のそれだというのだ。
「だからな」
「増やしていきますね」
「多ければ多い程いい、掛け算でもだ」
「構わないですね」
「二倍どころか三倍でもだ」
 それだけになってもというのだ。
「構わない」
「多ければ多い程いいですね」
「これからのエウロパはな、人口増加は掛け算で増えるというが」
「その言葉通りに」
「増えてもらってだ」
「力になってもらいますね」
「そしてその増えた人口をだ」
 即ち市民をというのだ、この場合は貴族も平民も関係なく全てエウロパの者として考えて言っている。
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