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スーパー戦隊超決戦
第六話 運命が来てその九

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「はじめて聞いた名前だ」
「俺は知っている」
 マスターはこう話した。
「機械帝国ギアの首領だ」
「ギア?」
「その組織のことも話そうか」  
 鬼頭に述べた。
「今から」
「ええ、私も知らないしね」
 鬼頭はそれならと答えた。
「それならね」
「なら今から話す」
「ギアとドクターマンのことを」
「そうする」
 こうしてだった。
 マスターはギアとドクターマンのことを話した、その話を聞き終えて桃谷は唸ってこんなことを言った。
「いや、生きてるとか」
「想像出来ないな」
「それだとですよ」
 マスターにまさかという顔で話した。
「もうです」
「死んでいるな」
「そうじゃないですか」
「それがだ」
「生きていて」
「今は日本の何処かを彷徨っている」
 そうだというのだ。
「そうしている」
「そうですか」
「そしてだ」
「色々な組織が復活して」
「手を結んでな」
 そのうえでというのだ。
「探している」
「自分達の為に」
「ドクターマンの頭脳は歴代組織屈指だ」
 マスターは言い切った。
「俺が見てもな」
「だから若しですね」
「連中に行くとだ」
 ドクターマン、彼がというのだ。
「非常にだ」
「危険ですね」
「もうギアの首領ではなくだ」
 そうしてというのだ。
「自分の戦力も持っていないが」
「その頭はですね」
「脅威だ」
 そうだというのだ。
「だからだ」
「それで、ですね」
「奴等の方に行かせてはいけない」
「そうですね、本当に」
「だから俺達もだ」
 マスターはあらためて言った。
「他の戦隊と協力してだ」
「ドクターマンを探すのね」
「そしてこちらで保護することだ」
 マスターは鬼頭にも答えた。
「今はな」
「そうすることね」
「そうだ、わかったな」
「ええ、よくね」  
 鬼頭はまさにという顔で答えた。
「私もね」
「それならいいな」
「ドクターマン探しましょう」
「俺達全員でな」
「わかった、だがドクターマンを探す中でだ」
 桃井は真剣な顔で指摘した。
「色々な組織の奴と出会うとだな」
「脳人以外にもですね」
 雉野が応えた。
「組織が動いていますから」
「そいつ等と出会えばだ」
「ドクターマンを巡って」
「戦うことになるかもな」
「そうなる可能性が高いですね」
 雉野もそれはと頷いた。
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