第六話 運命が来てその七
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「生きがいも出る、そこは人それぞれだろうが」
「そうすればお金にも触れる様になった」
猿原はこうも言った。
「よかったと言おう」
「それでも生活してたわよね」
「私はな」
鬼頭にもそうだと答えた。
「そうだがな」
「それでもよね」
「やはり仕事があるとな」
「違うわよね」
「全くだ」
「俺もシェフに戻れた」
犬塚も静かな口調で述べた。
「警察に追われずにな」
「そのことはよかったわね」
ソノニが続いた。
「本当にね」
「それでお前と暮らせる様になった」
「そうもなったわね」
「だからよかった」
「それで戦いにも専念出来るわね」
「逃げずに済む分な」
「それでなんですが」
雉野はラッキーと五色田に話した。
「実は脳人も復活しまして」
「ソノナとソノヤが復活したのよ」
ソノシも二人に言った。
「もう大変なのよ」
「しかもだ」
桃井が続いた。
「他の組織と手を結ぶそうだ」
「そう言ってたのよあいつ等」
シノシはその通りだと話した。
「これがね」
「復活して再会するとだな」
「何でも色々な船体が動き出しているから」
「それでだな」
「自分達だけじゃ戦力が足りないって言ってね」
そうしてというのだ。
「そう言いだしてよ」
「何処かに行ったな」
「そうなのよ、それでね」
「お前達はこっちに来たな」
「一度あいつ等に殺されてるし」
それで復活したからだというのだ。
「それでよ」
「そうだな」
「そう、そしてね」
ソノシはさらに話した。
「あたし達もよ」
「他の戦隊と手を結ぶべきだな」
「そう思うけれど」
「そうですね」
桃谷ジロウ、これまで話していた彼がここで口を開いた。桃井達の言葉に頷きつつそうして言うのだった。
「状況を聞いたら大変なことになっていますし」
「それじゃあね」
「はい、皆さんと一緒に仲よくです」
「ドクターマンを探してね」
そうしてというのだ。
「あたし達が先に見つけ出して」
「どうにかすべきですね」
「そう思うわ、私も」
「それがいいな」
マスター、カウンターの中で立って仕事をしている彼も言ってきた。
「ここはな」
「人が多い方がいいでしょ」
「だからだ」
それ故にとソノシに答えた。
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