第二話 出会う戦士達その九
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「早いですね」
「こうした時はいつもね」
「はい、彼等は」
「何か凄い集まってるな」
そのゴーバスターズも来た、そこにいるバスターゴールドの言葉だ。
「色々な連中が」
「ええと、まずはね」
バスターイエローも言ってきた。
「誰が誰かね」
「頭に入れないとな」
バスターレッドはバスターイエローの言葉に頷いた。
「はじめて見る人も多いしな」
「そうよね」
「だが大体わかるな」
バスターブルーは冷静に述べた。
「誰が敵で誰が味方か」
「おおよそがだがな」
バスターシルバーが応えた。
「わかるな」
「敵は如何にもという連中ばかりだ」
「実にわかりやすい」
「ここまで来ると生きるか死ぬかだ」
またドグラニオが言ってきた。
「そうした戦いになるな」
「今はドンをお助けしただけです」
デストラはそれでと答えた。
「そぷなりますと」
「ここではだな」
「そこまでの戦いは流石に」
「しないか」
「するつもりはありません」
「そうだろ、俺も正直ずっと牢屋にいてな」
それでというのだ。
「ちょっと疲れてるしな」
「それでは」
「ああ、帰ろうな」
「私達のアジトに」
「それがいいですね」
ドグラニオを救出したエンターが冷静な顔で同意した。
「今我々は囲まれていますし」
「パトレンジャーなりルパンレンジャーにな」
「ここはワルズ＝ギル殿が場所を提供してくれていますし」
「ああ、あのザンギャックの皇子さんだな」
「その方が」
「じゃあその皇子さんのところにな」
「まずは行きましょう」
「そういうことだ、今日はこれでな」
ドグラニオは戦士達に余裕のある声で告げた。
「また会おうな」
「逃がすと思うか」
パトレン一号が銃を手に言葉を返した。
「脱獄は許さん」
「警察としてはそうだよな」
「当たり前だ、戻れ」
収監されていた場所にというのだ。
「今すぐにな」
「そう言って戻ると思うか」
これがドグラニオの返事だった。
「思わないな」
「なら強制にそうする」
パトレン一号は銃を構えてドグラニオに向けたまま前に出た、他の戦士達も続いたがエンターが言った。
「ではこれより」
「ああ、ザンギャックの皇子さんのところにな」
「行きましょう」
「そうしような」
ドグラニオはエンターに応えた。
「今は」
「それでは」
「そういうことだ、ずらかるぞ」
ドグラニオはギャングラーの面々だけでなく今自分と共にいる言うならば仲間達に対して余裕のある声で告げた。
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