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金木犀の許嫁
第四話 同居の準備その八

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「いいわね」
「うん、そのことはね」
「しっかりやっていくわ」
 二人も即座に答えた。
「健康第一だから」
「何と言ってもね」
「そう、健康ならね」
 母は真昼と夜空に話した。
「それだけで全く違うのよ」
「そうよね、本当にね」
「健康第一ね」
「お勉強もスポーツも」
 母はさらに言った。
「それで家事も遊びもね」
「健康であってこそ」
「出来るものね」
「そうよ、だからね」
「健康には気を付ける」
「神戸に行っても」
「二人共お酒好きで」 
 こちらの話もした。
「佐京君も白華さんもお好きらしいけれど」
「あっ、そうなの」
「二人共好きなの」
「白華ちゃんは甘いお酒か甘いものに会うお酒が好きみたいよ」
 彼女のこのことも話した。
「何でもね」
「そこは白華ちゃんらしいわね」
 夜空はその話を聞いて頷いた。
「あの娘甘いもの好きだから」
「そうでしょ、それでね」
「飲み過ぎには注意ね」
「それでしっかり寝て」
「身体を冷やさないことね」
「特に夜空は冷え性だから」
 下の娘のこのことにも言及した。
「神戸は寒いから」
「余計に気を付けることね」
「そうよ、冬はいつも暖かくして」
 そうしてというのだ。
「健康でいてね」
「わかったわ」
 夜空は母の言葉に素直に頷いた。
「そうしていくわね」
「今も気を付けているけれど」
「神戸はもっと寒いから」
「しかもお屋敷は山のところにあるから」
「それで余計に寒いから」
「暖かくして寝て」 
 そうしてというのだ。
「起きてもね」
「暖かくね」
「お部屋も着るものもね」
 その両方をというのだ。
「お洒落を忘れないでいて」
「そのうえで」
「暖かくよ」
「しておくのね」
「ええ」 
 こう夜空に言うのだった。
「あんたは特にね」
「そうした体質だから」
「まあ真昼もね」
 自分から見てもう一人の娘である彼女にも顔を向けて言った。
「気を付けないとね」
「駄目なのね」
「そうよ」
 真昼にも言うのだった。
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