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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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 月曜日、練習前に私は泉希と璃々を呼び寄せて

「話があるってのはね 二人の実力は認めるよ すごいって思う だけど、それぞれはネ ウチは二人って、こんなもんじゃぁ無いって思うネン 泉希と璃々のコンビやったら 全国一になれるんやー! あのなー 桜、美玖先輩はもう代表入りしてるし、3年やからウチ等のチームから抜けるんやでー 今まで、二人がフォワード引っ張ってくれたから、突破力もあったけど 抜けたら、バックスで引っ張っていかなーあかんネン お願いやー その・・・」

「なんやねん ウチと璃々はコンビネーション足らんって言いたいんかぁー? ちゃんとやってるヤン なぁ 璃々?」

「うっ うん」

「うそやん 絶対にうそやー ウチは小学校の時から二人を見てきてるんやでー 泉希と璃々やったら 張り合うんとちごーて その能力をぶつけあって、磨いて行くつもりやったらもっと すごいことができるはずやー みゅうみゅんは 真正面からぶつかっていったはずやー 親友やと思うから・・ だから・・・泉希と璃々も・・・お互いに・・・」と、私は、涙が込み上げてきていた。

「わかった わかったよー みゅんの言いたいことはー みゅん なんかあったんかー? 熱あるんか? たっ君となんかあったんやろー?」

「ちゃうわー ただ 泉希と璃々を見てると もやもやってするんやー」

「ふ〜ん 悶々となぁー たっ君に・・・」と、まだ 泉希はいたずらっぽく

「ちゃう ゆうてるヤン!」

「ふふっ わかったよ みゅん ウチも見栄 張っとった 泉希とちゃんと向かい合うから・・・ 安心してー ウチ等ふたりのことなんかで泣かんとってーよー」と、璃々も私の手を握って言ってくれていた。

 その日の練習では、泉希と璃々はしきりと打ち合わせをしながらパスを繰り出していた。私も、どういう風にフォローしたら良いのかを考えながら走っていた。

 そして土曜日の練習の後、璃々に泉希と私に家に来るように誘われていた。お母さんも留守になるので、お昼も一緒にパンケーキを焼こうよって言われていたのだ。

 私達は一度家に帰って、駅前で待ち合わせをして璃々んちに向かった。呼び鈴を押して出てきた璃々は、白地にハイビスカスの絵柄で細い肩ひもを結んで留めて丈も短めのキャミソールワンピースのようなものを着ていた。私は、この前来た時に見ているからなんだけど、泉希は唖然としていた。

「ふふっ 今 シャワーしてきたとこなの タイミング良かったワー」と、リビングに案内してくれた。その時、電話が鳴って

「あっ すみません 警備 解除するの忘れてました お友達が来てるんです」と、璃々は電話口で謝っていて

「警備会社からよ 解除しておくの忘れちゃったー あのね 家族以外の人が侵入したら、アラー
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