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金木犀の許嫁
第三話 お見合いその十三
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「どちらかといいますと」
「そうなのね」
「モデルさんみたいな」
「可愛いでもいいのに」
「夜空さんみたいに胸が大きくなりたいです」
 実際に夜空を見て言った。
「そしてボンッ、キュッ、ボンッです」
「そうしたスタイルになりたいのね」 
 真昼が応えた。
「そうなのね」
「背は一七〇位で」
 具体的な数字も出した。
「スリーサイズは上から九十、五十九、九十二ですね」
「それは凄いわね」
「見たら真昼さんも中々ですね」
 今度は真昼を見て言った。
「スタイルいいですね」
「流石にそこまでよくないわよ」
「それでもです」
「いいっていうのね」
「牛乳飲んで頑張っています」
「牛乳って身体に凄くいいから」
 夜空は明るく言ってきた。
「どんどん飲むといいわよ」
「背も高くなりますね」
「良質な蛋白質だしね」
「カルシウムもありまして」
「沢山飲むとね」
 そうすればというのだ。
「いいわよ」
「だから飲んでいます」
「健康になるわね」
「健康になって」 
 白華はその目を輝かせて言った、本気でありしかも希望を持って輝かしい未来を待ち望んでいる目であった。
「そうしてです」
「そのうえでなのね」
「はい、是非です」
 まさにというのだ。
「モデル体型になるのです」
「じゃあ牛乳飲んで」
 そうしてとだ、夜空は応えて言った。
「それにね」
「他のものもですね」
「好き嫌いなく食べるといいわ」
「そこは忍者なので」
 だからだとだ、白華は笑顔で応えた。
「まさにです」
「何でも食べるのね」
「食べられます、ただカレーは甘口です」
「辛口は駄目?」
「嫌いではないですが」
 それでもというのだ。
「甘い方が好きです」
「そうなのね」
「林檎やパイナップルが好きで」
 こうしたものがというのだ。
「ですから」
「そうしたのを入れて」
「甘口のカレーがです」
「好きなのね」
「白華は全体的に甘いものが好き」
 佐京も言ってきた。
「他にも何かと」
「甘いものが好きなの」
「果物もお野菜も好きで」
 甘いものがというのだ。
「お菓子も好き」
「おはぎも杏仁豆腐もケーキも好きです」
 白華自身も言ってきた。
「宜しくです」
「そういえばお弁当にも甘いもの入れてるし」
 夜空は昼のことを思い出した。
「苺とかオレンジとか」
「兎に角甘いものは何でも好きです」
「それでカレーもなのね」
「甘口です」
「じゃあ同居してからは」
 夜空はそれならと応えて言った。
「甘口のカレー作るわね」
「宜しくです」
「俺は何でもいいから」
 佐京はこう述べた。
「味付けは」
「甘口のカレーもいいの」
「辛口も甘口も好き」
 そのどち
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