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ドリトル先生と不思議な自衛官
第一幕その十

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「お茶、特にね」
「ミルクティー」
「それがないとね」
「先生は駄目だね」
「調子が出ないっていうか」 
 飲みながら本を読んで言います。
「いてもたってもいられないっていうかね」
「兎に角だよね」
「先生はお茶がないとね」
「そうした人だね」
「その第一がミルクティーだね」 
 そうだというのです。
「僕は」
「そういうことだね」
「じゃあ今日も飲みましょう」
「おかわりも煎れさせてもらうね」
「そうしてくれると嬉しいよ」
 こう言ってでした。
 皆も紅茶を飲みます、その中で先生はこんなことも言いました。
「イギリス軍でもあるしね、紅茶は」
「もう欠かせないよね」
「軍隊でもね」
「紅茶がないとね」
「ティータイムもね」
「そう、三時のお茶はね」
 何といってもというのです。
「絶対だよね」
「戦場にあってもね」
「食べものは質素でいいけれど」
「それでもお茶は欠かせない」
「それもミルクティー」
「毎日のそれはね」
「砂漠でもジャングルでもね」
 どんな環境でもというのです。
「イギリス人はね」
「軍隊でもだよね」
「紅茶は欠かせなくて」
「それもミルクティー」
「そこにティーセット」
「ティータイムはね」
「それで僕もね」
 先生もです。
「こうしてね」
「紅茶を飲む」
「そうしながら頑張るね」
「今日もまた」
「そうするね」
「そうだよ、頑張っていくよ」
 笑顔で言ってでした。
 先生は紅茶を飲んで本を読みました、そうして学問に励むのでした。
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