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ドリトル先生と不思議な自衛官
第一幕その七

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「フランス軍伝統のね」
「そうした帽子だよ」
「ヘルメットも軍隊からだし」
 ガブガブはこちらを思い出しました。
「頭を守ってくれる大事なものよ」
「ジープは当然軍隊からで」
「あんないい車もそうはないけれど」
 チープサイドの家族は自動車のことを思いました。
「それも嫌いなのね」
「いい車なのに」
「フロックコートの格好良さも否定するって」
 トートーは思いました。
「嫌いなら仕方ないけれどね」
「缶詰は瓶詰からだけれど」
 ポリネシアは言いました。
「ナポレオンさんが軍隊の保存食でアイディア募集して出たんだよね」
「軍隊からのものは本当に多いよ」 
 先生は再び皆に言いました。
「皆が言った通りにね」
「そうだよね」
「本当に何かとね」
「軍隊のもの多くて」
「否定してもどうにもならないね」
「そうだよ、戦前の日本軍も自衛隊もね」
 そうだというのです。
「何にもならないよ」
「そうだよね」
「というか戦前の日本軍だって悪い組織かっていうと」
「調べるとそうでもないね」
「問題はあるにしても」
「少なくとも北朝鮮の軍隊より遥かによかったよ」 
 そうだったというのです。
「本当に」
「どう見てもね」
「あんな軍隊嫌だよ」
「入るのなんて」
「何があってもね」
「食べるものもないしね」
 このこともあるというのです。
「問題外だよ」
「全くだね」
「北朝鮮の軍隊については」
「軍服も酷いし」
「他のことだってね」
「軍国主義という言葉があるけれど」
 この言葉のこともいうのでした。
「これだってね」
「北朝鮮はそれどころじゃないね」
「先軍政治だから」
「まず軍隊がある」
「そんな国だから」
「戦前の日本は全体を考えて政治をしていたよ」
 そうだったというのです。
「確かに軍隊は重要だったけれど」
「それ言うとどの国もだしね」
「軍隊が重要でない国なんてないし」
「そもそもね」
「そうだからね」
 それでというのです。
「なくすことは論外だしね」
「もうね」
「何があってもね」
「戦争があるのは言うまでもないし」
「災害もあるから」
「それがわからないと」
 どうしてもというのです。
「色々間違えるよ」
「そうだね」
「それは言えるね」
「軍隊についてもわからないと」
「しっかりとね」
「そうだよ、あと戦前の日本は徴兵制で」
 この制度のお話もしました。
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