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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
エピローグ(主人公陣営)
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ーションが下賜される。

クロイツェン州統括領主就任から1年後、アイドスの神格者になり、アイドスや二十数人もの自分の使徒にして婚約者達との婚礼の式を挙げた。州都の大聖堂でアーライナとイーリュンのそれぞれの聖女達と七耀教会の教皇が取り仕切る結婚式は後の歴史に語られる程大規模なものであったが、リィン達にとっては二次会代わりにユミルで身内やユミルの人々に祝ってもらい、そのまま宴会になった結婚式の方が気楽でよかったという。マーズテリア教を筆頭とした光陣営と様々な勢力と連合を組んだメンフィルによる大規模な宗教戦争には参加しなかったが、様々な物資を本国に送って後方支援しつつ、ゼムリア側で何らかの問題が発生しても多くの仲間達と協力して早期の解決へと導いた。

神格者となった事で永遠の寿命を得たリィンは人間の仲間達との死別を幾度も経験するが、仲間達との絆は子孫へと繋がり、仲間達の子孫もリィンの仲間達として協力し続けたという。そして人間の仲間達がそれぞれ寿命や病気等で全員亡くなると、爵位等を跡継ぎの子供達に譲った後アイドスの神格者として双界を争いのない世界へと導く為にアイドスや多くの使徒であり、妻でもある女性達や仲間達の子孫達と共にエレボニアとメンフィル、それぞれから譲ってもらった二艦のアルセイユの姉妹艦を運用して双界を旅をして周り、様々な立場からそれぞれの国が抱えている問題を解決に導いたり争いの元となった元凶や侵略者を討つために仲間達や妻達、相棒であるヴァリマールと共に自ら戦場に介入して八葉の剣や騎神の力を惜しみなく振るった。

修行の末”理”に至り、”観の眼”の極みである”天元眼”の能力を持つリィンはまるで未来を視ているかのように問題の解決や戦場での勝利を導き、初対面の人々の考えも見抜いたという。

そして数百年の後、双界は永き争いのない平穏に包まれた。双界が平穏に包まれるとリィンは時折武術指導者として双界の要望のある国々を訪問しつつ、故郷であるユミルで開いた八葉一刀流の道場で師範として門下生達を鍛え上げた。双界で振るった八葉一刀流の名はディル=リフィーナでも知れ渡った事から、八葉一刀流の剣士になる為にゼムリアだけでなくディル=リフィーナから世界を渡って八葉一刀流の教えを求める者達も存在したという。

リィンには多くの妻にして使徒達がいるが、誰一人蔑ろにする事なく等しく大切に愛し続けたが、リィンにとっての大切な”妹”でもあるエリゼとエリス、セレーネへの溺愛は永遠に変わらなかったという。また、悠久の時が過ぎようとも妻であり使徒でもあるエリゼ達への愛も永遠で、数年ごとに妻達の数人は必ず妊娠・出産し、産まれた子供達を等しく大切に育て上げた。



双界を争いのない平穏な世界へと導いた彼は”生ける伝説”として種族・世代・性別それら全ての垣根なく語り継
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