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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
第10章
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ていて、ベンチがひとつあるだけなので奥から折りたたみの椅子を持ってきたりして、せわしく動いていたのだ。私と、たっ君と朝陽がベンチに腰掛けていて、椅子が2つしか無いので、重光君は立ったまま食べ出していた。

 私が、たっ君の持っているお皿のを隣から突ついていたので、朝陽はそれをチラチラと見ていて、今度は 私が持っていた冷やし飴のコップも飲んだ後、たっ君の口元に持っていったら

「なぁ みゅん等 そんなん? そらぁー 公認で付き合ってるんやろけど・・」

「そやでー ウチ等 いつも こんなんやー」

「へぇー そーなんやー ・・・彼氏やもんなー」と、泉希のほうを見ながら・・・だけど、泉希はうなずいているだけだった。

「なぁ 朝陽ちゃんは 脚がまぶしいーなぁ 短いので」と、重光君が。私と泉希はショートパンツだったけど、朝陽は奥まで見えそうなブルーの短いスカートだったから。

「うん こんなん いつもやー でも、黒いスパッツ穿いてるでー ウチ 走る時 いつも短パンやから 見えても、平気やー 今でも、練習のときは短パンやんかぁー いまさら、気になるん?」

「いや まぁ 見慣れてるはずなんやけど スカートからっていうとなー ドキっとする なぁ 颯?」

「うっ 振るなよー 確かに さっきから、黒いのがチラチラとー」

「あのなー 君達から、そんな眼で見られてるんか思ったら 意識するやんかー アホ!」

 そして、たこ焼きが来た時も、たっ君の持っているお皿から私が爪楊枝を刺して食べているのを じーっと 朝陽ちゃんが見ていたかと思うと、急に

「なぁ 重光君は好きな子おるん?」

「なんや 急に 僕は みゅうみゅんが好きやでー」

「へっ 帯士君に怒られるヤン」

「好きになるのは勝手やろー 帯士公認やー」

「へぇー 颯君は?」

「はぁーぁ 僕は・・・泉希ちゃん」

「あっ 学校一の美少女を・・ 厚かましいわー なぁ 泉希?」

 その時、私はたっ君の顔を見ていた。彼は、重光君の顔を見ていて、ふたりとも暗黙の了解をしているようだった。颯君は無理してるんだー。

「それこそ、勝手やろー 朝陽ちゃんこそ 好きな奴おるん?」

「ウチはなー そーやなー バスケットの川堤善一郎(かわづつみぜんいちろう)先輩 同じ小学校でな 背も高いし、優しそーで 恰好ええやん 憧れてんねん でも、この前 遭遇した 左近欣悟(さこんきんご)君も 良いなぁーって思ってんねん」

「えっ 善一郎かぁー まぁ 女の子に人気あるもんなぁー でも 朝陽ちゃんも 気が多いのぅー」

「でも こっちが 勝手に 思ってるだけなんやけどー 君達みたいに」と、朝陽ちゃんは明るかった。

「泉希ちゃんは?」と、急に
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